4月30日 [14]
準備し終わって場に着くと、人がいっぱいいた
参加する15名以外は今後の参考のために観戦のあと、感想文を書かされるらしい
正直、ご苦労な事だと思う
感想文とか、正直苦手だったし助かった…
でも…
「なんか見られてると緊張する…」
「んー…そうかな?」
出た、元演劇部が…
まーちゃんは中学の時は演劇所属だったらしい
しかも、毎回オーディションで主役級を勝ち取ってたらしいから…目立つのは慣れてるんだろうな…
「開始30秒前です」
教師が告げた
「んじゃ、正々堂々と…ね」
まーちゃんは、そう言い残すと開始場所に着いた
場についてから、私は考える
まーちゃんはどんな戦い方をするんだろ…?
きっと、私の戦い方は把握済みなんだろうな…
ということは、最初から弱点を突くように出てくるだろうし…
…やっぱり様子見?
そういえば、纏いについての情報は知ってるのかな?
情報を頼りにして戦う人は、情報の狂いに弱いらしいし…
もういいや
……知的労働は嫌いじゃないけど疲れるし、考えるのはやめよう
最初の1手を見切るのに集中するんだ…
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