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マリー「っ……………」
マリーの体から力が抜けた
セト「マリー!
カノ…一体…どうしちゃったんすか…?」
カノ「セトがさ…最近、僕の事…見てくれないからさ…
ねぇ?なんで、僕以外の人を見るの?
ねぇ…なんでよ?
僕の事…見抜いてくれるんじゃなかったの?」
セト「俺がこの能力の事…嫌いだってカノは知ってるはずっすよ…
能力なんて…使いたくないっす…」
カノ「約束したのに…」
僕はあの時のセトの姿で…
幼少セト?「カノが…どんな嘘をついても俺が見抜いてみせるっす!」
僕はいつもの姿に戻る
カノ「ねぇ?
なんで約束…守ってくれないの?
ねぇ…なんでよ?
答えてくれないかな?」
セト「そ…それは……」
セトは口を噤んだ
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