５
双葉の契に踊る胸板
向風に気を紛らせる
はたして愛は欲したのだろうか
パフェガールは永遠に
耽美に融けたハニームーンは貴方を想えば苦くなる
清らかな口づけは破壊を包む
ハーレムの終焉に吐息が邪魔をする
喩えを喩えと謂うなれば
おしまいの時間を口にする禁忌
果てない輪廻に割り込むべきかキスより前に霊を取り出せ
蜃気楼は我をも阻む
悴む肌は君を求める
迷いと期待が統べる僕
一番奥に隠しているの
エロ目線でいこう
巧く翔べない天使がいた
恐怖に戦く背中を押した
朱に染まる耳朶
ベリーな君を戴きます
ラピスラズリに可愛さを求めよ
凧の上に乗ってゆきたい
黒い光を撒き散らすあいつ
姫が処刑台で思うこと
素直な夜に付きまとうフェアリー
嘘つきのサンプル
ライクよりもラヴが好き
インテリアと化した姫
重なる面影に流れた血糊
ノートの端に座り込む少年
恋愛といふ狂気を振るうた逆立つ耳に毒を塗る
そびえた滝から漏れだす光
始まらない過去が嫌いだった
泣く前に顔を上げて
無我夢中で生き延びよ
スローモーション愛撫
反り立つ君は麻薬より芳しく
なないろろまんす
氷に腹を擦り付けたなら君を放す準備をしよう
捨てられた暇つぶしは所詮猫程度であり
私のココロは大雨ですか
消えない記憶で待ってるよ
紫の隙間を天使が彩る
プラスチック脳内
偶然が貴方の存在を否定した
翔び去った勇気に何を落とすのか
頸動脈に刺さる爪
アクシデントも運と言おう
許す前にお顔を拝借
瞑想嘴竜
シルクの指先に滴る赤
純情ボーイの初恋
秘密の林檎は二人の為に
爪から出る肉球
川から上がった魚は呆気なく生を手放すデスミッションは真夜中に
ペガサスは僕のお星さま
銀糸絡ませ女になるの
王女の旦那は絶倫らしい
悪夢に悪夢を侵されて
ドルチェ、甘く溶かして
お星さまになって輝きます
海は蒼く呼吸する
アルミニウムキッス
荒れた唇をぺろりと舐めた
ミュータントのいた世界
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