君の毛玉で絡め取って欲しいの
僕の片方が宇宙から飛び出してしまう
十字を斬った天使の初夜
ころころ曲がるあの子のお臍
あの橋を越えたら君がいて
君が残した僕は消えちゃった
君が欲する僕は僕になれない
僕を飲み込んだ君に捧ぐ
空に笑った君が溶けました
姫を護る従者のように
扉は目と鼻の先にある
君を包む優しいベール
どんなに泣き叫んでも俺≠アイツの方程式は崩れない
彼方にある永遠を信じて
愛の深みに足を浸らせて
きみの永遠ぼくの終末
ぼくのココロひとつあげる
投げ出した爪先から君色に染めよう
魂をひっかけた案山子のごとく
いくつ私を並べればあなたはすべてをくれるのかしら
ダイキライと謂って消えてしまいたかったの
睫毛が唆した雫に僕の慈愛が映り込まなくて
あなたが零度の瞳にわたしを映して笑った気がして
果実の君は白磁を愛す
僕のオナカの天使さんが堕ちた先は誰も知らないの
あとちょっとでなくなる中指
フライングマンデーは夜を待たない
泣き虫は僕のおなかのなかに入るの
ひとりぼっちの君におはよう
唇の端にくっついた真っ白なあの子の面影
僕の卵は曲がらない
愛も憎しみも狂気も飲み込んで笑うよ
地平線に沈む君を永久に見ていたい僕はいりませんか
消えたレッドライン
水蒸気になった彼は僕の上に優しいベールを被せてくれたの
くるくる巻かれて神様は君を連れてった
水蒸気になった彼は僕の上に優しいベールを被せてくれたの
ナナメ45°の琴線
壊して潰れた瞳で僕を憎む君が愛しい
遠い君に伝えたい五文字
太陽が落とした純白
憐れな世界と一掴みの嘲笑
愛しい君には扉など無く
廃れし正義は反逆の贄となり
パラディスムの棺桶に眠る
おはよう、大嫌いな僕
君の毛玉で絡め取って欲しいの
僕の片方が宇宙から飛び出してしまう
十字を斬った天使の初夜
ころころ曲がるあの子のお臍
あの橋を越えたら君がいて

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