下から突き上げられ、びくんびくんと仰け反る。フレンは、ルークの顎を掴み、口唇を塞いだ

「んんぅっ、ふぅっ」

舌を奪われるように絡められる。呑み込めない唾液が、口端を伝って流れる

たった数日触れられなかっただけなのに。身体は貪欲に彼らを求めている。4人もまた、自分を求めてくれている

女性に困らないだろう彼らが。思い出すのは、昼間に見た光景

いつか、離れる時がくるかもしれない。その時は―――

フレンは唐突に口唇を離す

それと同時に、ガイが激しく下から突き上げる

「…っあっ!?」

驚くルークに、フレンはにっこりと笑う

「今、考え事していたのかな?随分余裕じゃないかい?」
「何を考えていたんだ?気持ち良くなかったか?」

フレンに背後から乳首を指で捏ね回される。中をガイに激しく突き上げられ、喘ぐ事しか出来ない

「あぁあんっ、ガイぃ、フレぇン、許して…ぇ」

ガツガツと律動され、頭が真っ白になる。だが、許されはしなかった

「なら、何を考えていたか、教えてもらおうか。じゃねーとそいつらいつまでも攻めるぜ?」

面白そうにユーリは言う。がくがくと震えながら、ルークは必死に言葉を紡ぐ

「ぁああっ、昼に…っ、見た、からぁ」
「何をだい?」

耳をガイとフレン、両方に甘噛みされる。その間も、律動は止まらない

「やぁぁっ、イク…っ!」

だが、フレンに根元を握られイク事も許されない。出せない欲望が、戦慄に駆け巡る

「やらぁ…っ!イカせてぇ」
「きちんと答えてからだよ、早くイキたいだろう?その続きは?」

イケない苦しみに、涙が溢れる。震える唇で言葉を続けた

「みんな、が…きれいな人と、一緒に、いたのぉ」

その言葉に、やっと二人の動きが止まる

「モテる…から、いつか、みんな、俺から…離れていくって…っ」

ガイは苦笑しながら、目元の雫を舌で掬う。フレンもまた、片方の目元を舐め取る

「ルーク、俺達は離れないさ。ルークが嫌だって泣いてもな」
「そんな簡単に無くなるような愛情じゃないよ。安心していい」
「じゃねーと、こんなガッツかねーよ。この歳でガキみたいにお前を抱くなんてな」
「どんな綺麗な女性でも、興味ありません。ルークだけが私達の心を動かすのですよ」

ガイ、フレン、ユーリ、ジェイドは続けて言った

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