ラビとバレンタイン


「ねえねえラビ」
「なんさ?」
「今日はバレンタインだねえ」
「おー、そうさね」
「義理はいっぱい貰ったけど本命一個もなかったラビは可哀想だねえ」
「それは去年の話さ!蒸し返すな!」
「チロルとかなんかやっすい市販品とか」
「あああああ」
「女の子取っ替え引っ替えしてるから罰が当たったんだよ馬鹿兎」
「俺お前に何かしたさ!?こんな心を抉られなきゃいけないようなことしたさ!?」
「ううーむ、したかもしれないししなかったかもしれない」
「曖昧!大体今年は反省して、あんまあそばなかったさ!」
「女の子と?」
「女の子と!だから今年はひとつくらい、本命・・・!俺も彼女欲しいさ・・・!一緒に登下校とかしたいさ・・・!」
「ほほーう。切実な願いだね」
「男子高校生の切実な願いさ」
「まあでもチョコレートくれるのは神様じゃなくて女の子だから、良い子でいたから本命貰えるってわけじゃないけどね」
「うあああ現実ううううう」
「・・・そんな可哀想なラビくんに私からプレゼントをあげよう」
「えっ」
「ちゃらららっちゃらーん」
「やる気無さすぎさ!えっ、てか、これ、えっ、・・・本命?」
「中身はチロルかもしれないよ」
「こんな可愛いラッピングにそのギャップは必要ないさ!」
「まあ都合の良いように受けとっておくれよ」
「おー、ありがたく貰っとくさ。つーか寒い。帰る?」
「うん、帰る。帰りに肉まん奢ってよ馬鹿ラビ」
「はいはい」


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こんなに長い必要があっただろうか、いやない。無意味に学パロ。こういうふうにぐだぐだと会話させるのすきです。二人は多分、補習受けてる神田とアレン待ってたんだと思う。でも寒いから先に帰っちゃう。そんなマイペース二人。

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