Let's 黒合唱
[2/5]
---------------
「「フフフフフフフフフフ」」
時は戻って屋上。
そこでは、幸村と柳生による黒笑い合唱団が結成されていた。
「幼馴染みって言ったって、ミーハーだって分かったら距離置くよね。ねぇ柳生」
「そうですね、仁王君自体もミーハーは好みませんでしたし」
黒い、本っっ当に黒い。もう魔物を召喚出来そうな位に←
そんな空間に居る他のメンバーは、生気を吸われている様にどんどんと元気が無くなっていく。
「俺、もういらねぇ…」
ブン太が弁当を残す程。
これはもう皆違う意味でビビっていた。
「精市、柳生。もうそろそろマネージャーを決めなければならないんじゃなかったのか?」
唯一無事だった柳がそう言えば、少しばかり黒が引く。
「ああ、そう言えばそうだったね」
「皆、誰かいい人いた?」幸村がそう問い掛けるが、誰も声を上げない。
この学校にはミーハー以外の女子は居るには居るのだが、そういう者は普通を好み、テニス部自体に関わろうとしない。
「どうしましょうね…」
「そういえば、仁王が俺にマネージャーに薦めたい奴が居ると言っていたな…」
真田が思い出した様に言えば、すぐに角へ連れていかれる。
開眼し、襟首を持った柳によって
「俺、これで仁王があの転校生がそうだって言ったら、ショックで倒れるかも^^」
「そうですか… その時は私もご一緒致します。」
それだと高確率で倒れるんじゃね?等と考えた一同だが、それは皆心の中に仕舞っておいた。
《オマケ(部室にて)》
「のぉ、明日の部室レギュラーだけじゃったよな?」
「そうですが… どうかしました?」
「マネージャーに良さそうな子を連れて来たいんじゃが…」
「へぇ… ちなみに名前は?」
「水野邑 バタッ 薄生?!幸村?!」
全『(やっぱり…ι)』
アトガキ
その後、彼らは数秒で復活します。
邑への憎しみ的な炎を燃やして
[ 16/84 ]
[*prev] [next#]
[mokuji]