銀猫×ソウルイーター
2012/06/27 21:16
ひょんなことからソウルイーターの世界に飛んでしまい、碇になる能力…つまり武器となった潤斗は暫くの間、死武専にお世話になっていた。
「必然的に俺が職人だろ?」と潤斗を手に悪人に投げ付けたり、本来の碇よりも鋭い刃の部分で斬ったり薙ぎ払ったり…
そして潤斗が89個目の魂を食べた時、近くに居た同級生を襲いに来た魔女に向かって行き、魔女もろとも姿を消した。
「二人共、大丈夫かい?」
「資料を図書室に置きに行くとはいえ、部活に来ませんでしたから探しに来たんです。」
「え、あ… あー、すまん」
「にしても、あの七不思議の鏡の前に倒れてたからマジでビックリしたぜぃ」
「鏡の前…?」
「何してたんだ?」とか聞かれても自分達も分からないのだから、こっちも首を傾げるしかない。
二人が死武専で過ごした期間は少なくとも10ヶ月…いや、一年を越えているかも知れない。
なのに目が覚めたのはあっちへ行ってから数時間しか経っていないし、第一に図書室と若干方角が違う鏡の前になんて行ってもいない。
「まぁ、今日の所は帰ろう。
二人共、明日の朝練はちゃんと出るんだよ。」
「おー」
「ピヨー」
自分達の中にある死武専での記憶は夢なのか、現実だったのか…
それを確かめる為の手段は一つ。
実際に武器になってみるということだったのだが…
「………」
「……プリッ」
「帰ろう…帰って寝よう」
「うん…」
本当になれちゃったので、保留にしておく。
その時、二人はまだ知らない。
こちらの世界にも悪人は居る事と…
一緒に魔女も来てしまっている事に。
久しぶりに立ち読みしてたらハマったっていうね
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