オマケ!


 外は既に登った太陽が街を照らし、人々の暮らしが始まろうとしていた。

「ぁー。よっく寝たー」

 一行の中で最初に起きたのは悟空だった。三蔵に載っていた自分の足を見て、慌ててそれを退かす。三蔵は小さなうめき声をあげただけで、未だ起きる気配はない。
 安堵の溜息をつくと、悟空は反対を見て目を丸くした。
 阿呆面の悟浄の隣、八戒と延朱が目に留まったのだ。
 八戒と延朱はお互いの方を向いて眠っていた。互いの手を握り合って。

「八戒と延朱仲良いなー。良いなー、俺も俺も!」

 悟空は嬉しそうに八戒と延朱の間に飛び込んだ。
 そのせいで起きた二人の声で、隣で寝ていた悟浄も起き出した。途端に始まった悟空と悟浄の喧嘩で、ハリセンの音と怒声が朝靄の中を木霊したのは言うまでもない。





まずはここまで長文を読んでいただきましてありがとうございます。
八戒と延朱さんを、こそこそ話させたかった…ただそれだけの為にこの長文です。
修学旅行ノリって、すごいですよね。普段やれない事を平然と出来る。だから二人もいつもより恥ずかしがらずに近くに居られる、様な、感じで…
ダメだ、妄想が文字になってない!

ちなみに、悟浄は何度か起きてます。でも、寝たふりをしてあげてる良い漢なんです。親友のためならえんやこらです。
悟浄不憫!

ここまで読んでくださりありがとうございました。




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