君を受信したい夜
遠いな。
君の声が届かない場所にいるのが苦しい。
電波に乗って君の声は届くけれど、それは0と1に一度変換されていて、そのものじゃない。
君の言葉も電波に乗って届くけれど、僕の頭のなかでしか再生されないし、そんなのやっぱり偽物だ。
どうにかして、君本体を受信するテクノロジーが欲しいものです。
科学者さん、頭がいいならもうそろそろできてもいいんじゃないでしょうか。
午前三時、七時間後デパートの入口で君に会うのを夢見てベッドに潜った。
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