「折原さん、私を貴方の特別にしてください」



事の始まりはその一言
いや、それよりも早くから始まってはいたのだけれど、それはまた別の話
その結果、



「臨也さん、最低ですね」


「情報屋が聞いて呆れます」


「やはり、貴方を斬ります」


「てめぇ、ぜってぇ許さねぇ!!」


「失望したよ。同級生として恥ずかしいね」



池袋の住人の大半から嫌われた



「あー……痛いなぁ
でも、嬉しいかな。嗚呼、楽しいなぁ!」


「どう、して……っ!どうしてどうしてどうして!?普通、これだけ傷つけられて嫌われたら、愛莉に泣きつくはずでしょう!?」


「ん?あぁ、そっか
君は知らなかったんだよね。俺達の″日常″を
うーん……君を利用してみんなの枷を外そうと思ったけれど、君は力不足みたいだね
  ・・・・・・
俺、飽きちゃった!


だからさ」





持っていたチェスのクイーンの駒を落として踏み潰した






「みんな、壊しちゃっていいよ」




.

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