こんにちは、僕のお人形 


「ボンゴレもよくやるね…こんなのこの前までの非日常に比べたら全然面白くないや」


殴りたいだけ殴って気が済めばこの場からいなくなって、女1人にホイホイされて


「全く面白くない。こんな時に天谷がいたらな……なんて」


「よっ雲雀ちゃん♪呼んだ?」


「げ、天谷……」


仰向けになって空を見上げてみれば癖っ毛のある死んだような目と重なる。天谷武、僕と同じく神の子だと呼ばれている人間


「うっひょ、誰だよ俺の雲雀ちゃんボロボロにしたやつ。つかなんでまた中学生やっちゃってんの
しかも血みてーにキレーな赤い目隠してるし」


「…………」


「言いたくないってんならいいよ。力ずくでも聞き出してやるし♪ってわけでヤるか♪」


「誰がヤるか。誰が。やったのはマフィア
煩わしいのが嫌いだから中学生やってるんだよ」


「マフィア?」


「ボンゴレっていうマフィア。女一人にころっと騙される奴らだけどね。あ、そうだ」


「なーに面白いこと思いついちゃった顔じゃん♪」


天谷が楽しそうに笑うのを見ながらこれから起こそうとしていることを考えると思わず口角が上がってしまう


「ねぇ、天谷。ちょっと付き合いなよ。人、壊そうか」


「賛成♪身売りにも飽きてきたからいいぜ♪」


「じゃ、マフィア殴り込みといくかな。やられっぱなしは嫌いなんだ」


「ヘェ、恭弥でも嫌なことあるんだ♪」


「そりゃあるに決まってるじゃない。あの時の感じ、味わってみない?
生死をかけて、全員もがき苦しんで無残に死にゆく光景をさ」


少し前まで目の前で起こる出来事に高揚感を見出して以来普通の日常がどんどんつまらなくなっていたけど、次は自分達が終わらせる番だと思うとまた違った高揚感を味わえる


「僕の退屈凌ぎに遊ばせてもらうよ、ボンゴレ」


.

さよなら、僕のつまらない日常。の続編というか雲雀嫌われ編
天谷が基本的に出しゃばります。天谷に懐かれている雲雀が嫌われて自分を貶めた人を壊し続ける予定
続編といいつつも同時進行予定の作品


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