Baroque
不幸な少女-Unhappy girl-

あとがき

前回の更新からものすごく間が空いてしまいました。
不定期極まりない更新でホントにすみませんっ
プロットを書いたのは1年近く前なので、もう何を思って書いたのかさえ覚えていないという有様です(汗)

でも今回はちょっとわかりにくいお話だったかなと思います。

もう少し情報を与えても良かったかな〜と少し後悔もしていますが、Baroqueというこの作品は、起こった出来事をそのまま直接書いたら意味がないので、このくらいで丁度良いのかなとも思ったり。

Baroqueで与えられる情報はみんな断片的で時系列もバラバラだったりします。
それらをパズルのように組み替えて一つの物語にする。
それがこのBaroqueという作品の楽しみ方なので、情報が多すぎるとつまらないし、少なすぎてもいけない。

物語の中にばらまくパズルのピースの調整が難しい所です。

それと拍手で何人かの方から頂いた「物語で唯一名前が明かされるアイオンは人間なんですか?」というご質問についてですが、一応ここでは「人間ではないが人間に近い存在」とさせて頂きます。

アイオンのモデルは既にご存知の方も居ると思いますが、アイオーンというギリシア神話に登場する「永遠の神」です。

時の神と言うとクロノスの方が有名ですが、アイオーンは永遠の他に「時代」という意味もあるようです。

Baroqueに登場するアイオンも様々な時代を行き来しています。

作中では時代や文化についてはほとんど語られない上、登場人物も名前不明、年齢不詳のことが多いのでわかりにくいと思いますが、物語の中でアイオンの存在だけが"異質"だと言うことはわかると思います。

彼はどこにでも存在し、誰にでも接触することができますが、登場人物に直接手を貸すような事は絶対にしません。
気が向けば助言くらいはしてくれそうですが、完全な傍観者です。

そういう意味ではBaroqueを読んでいる皆様の立場に近いものがありますね。

ミステリアスで掴みどころのない、雲のように自由で気ままな永遠の旅人…。
そんなイメージです。

2014.2.3 天倉月希

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