行き先は天国ですか　地獄でしょうか　それとも、このまま
さあ、敵でないものを数えよう
欲は膨らむと言いますが
どうせ消えるというのだろう
案ずるな、すべてうまくいく
托すの裏にある表情
壊滅的じゃあ生ぬるい
足掻き通せ最期まで　未だ現実が必要ですか
冗談に聞こえない
そこで唐突に夢は閉じる


そういう損な役回り
死んでもいいと思えるまでに
愛して、愛して、愛してと　見苦しくても守り切れば
あなたの涙をわたしにください
節併せで手をつなぐ
ピンで刺された揚羽蝶
絶望的なまでに素敵な再会
生存フラグ*
そしていつかは死に至る
かばねの上に成り立つ愛しき


日輪の逝去*
あるいはその可能性
極彩色のあなた
アクアリウムの天井
未遂に終わった予知夢の行方
あとはただ陰鬱のブルー
降り注ぐ光
それもすべては人の夢
慟哭の音が啾々と
全ては貴方の思うが儘に


艶やかに舞え
たった一つの幸せ
誰が為に選ぶ修羅
永久の残響、貴方の思惑
共に地獄へ　また出会えるのなら
窒息するほどあいくるしい
気付けなかったのですか　こんなにもあなたを好きなのに
言葉だけならきらきらしいのですが　表はともかく、中身はどうでしょうか
はじめから理解なんて求めていません
そんなに他人が良いのですか


答は後からやってくる
君の価値ある永遠に
プツンと僕の電源を落とす
鍵の名は思い出　ただ静かな扉のまま
ああ、時間です
礼の言葉が謝罪に聞こえた
今度こそ、どうか君が
優しく、優しく、優しく、
零れ落ちては湧き上がる
花弁に蝶のとまるが如く