何度目かの人生で俺は生き残る



「オレ…この戦いに生き残ったらあの子に告白するんだ。」
 ケルトの光の皇子クー・フーリンは言った。
「待って、ランサー…それって死亡フラグじゃ!?」
「まさか、俺が死ぬわけないだろ? 実家に帰ったら家を継ぐんだ。そして、あの子と結婚して子どもは4人…。白い家に赤い屋根で、日曜日には家族でピクニックにも行くんだ。ああ、俺は今すごく幸せだ…。」
 よどみなくクー・フーリンは言った。
「あとマスター…この戦いを仕組んだのはお前の後見役の〇〇だぞ――…」


今日はただの戦闘シュミレーター。
出発する前にやっておきたいことがある!と彼は真剣な表情で言ったのであった。

立香「ねえ…彼、大丈夫?というか、あの子とか〇〇って誰?」
スカサハ「なんでも、たくさん死亡フラグ立てておけば逆に死なないんじゃね!?という考えらしい。」
立香「相当苦労してるんだね…。ちなみにランサーは死ぬの?」
スカサハ「いいや、今話では死なないよ。」


★次話、死亡宣告――!




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