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水に沈んだ星屑ひとつ3
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冷たく暗い水は恐ろしく澄みきって、深い底は果てが見えない。
ぶくぶくと漏れ出た空気は泡となって吸い寄せられるようにこの身を離れてゆく。
仰ぎ見た地上は既に遠く、射し込む僅かな光が届かなかった希望のようで、自嘲の笑みが口元に浮かぶ。水は冷たく 何処までも甘かった。
(レギュラス/水に沈んだ星屑ひとつ/shortにup)
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