何処をどうみても・・・・。
UFO型のおもちゃとしか・・・・。
「はぁ〜〜〜〜?コレにどうやって乗ってきたんだよ?」
するとクウはものすごく馬鹿にしたような顔をして言った。
「は?乗れるに決まってるジャン?」
「だって小さいよ?」
クウは深い溜息をついた。
「ってかさあ。まさかコレにこのまま乗ってきたとか思ってるわけ?」
こいつ馬鹿にしてる????
「え?」
「このまんまじゃ乗れないに決まってるジャン」
「じゃ・・・どうやって??」
クウは一瞬ものすごーくつかれた顔をして言った。
「知らないのぉ??」
「知ってるわけ無いじゃんっ」
「ソオなんだ?ってかここの人達ってさあみんな明人みたいに馬鹿なの?」
「馬鹿ってナンだよ?」
「ま、いいや。そういうのかわいいから〜〜」
くすくす笑いながらまたギューっと抱きついて来た。
「だから、抱きつくのヤメロと・・・」
「いいじゃん。かわいいんだもん」
俺は抱きつかれて、ぐえっとかなりながら言った。
「ってかその小さいのにどうやって乗ってきたんだ?」
まさか、ドラえもんみたいな道具で小さくなって・・とか?
その答えは・・・まさに
「知りたいの?」
「・・うん。」
「全くしょうがないなあ。えとねえ・・・」
クウは家の中をキョロキョロ見回した。
そして、
「あ、あったあったぁ〜〜」
クウは俺の飲みかけのコーヒーの入ったマグカップを持ってきた。
「え?コーヒー飲みたいの?」
「何?こおひい?って・・・・」
「え?」
なんなんだ?・・・・。俺が吃驚していると。
クウは思い切りその中に入ったコーヒーをあたりにぶちまけた。
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