いやマテ。
コイツの言ってることを間にうけちゃーだめだよな。
ものすごーく頭のイカレてるやつって事もあり得るしな。
「その薔薇星雲から来たお前はなんで俺なんか構ってるんだよ?」
「だって、呼んだから」
「呼んだって・・・・」
「俺さあ、この星に観光に来てたんだよ。そいでさー。さあ帰ろうとか思ったらちょっとトラぶってさ。で、ちょっと機械直そうと思ってて、そのへんで蛇行してたら、呼ばれたから」
意味が分からない。呼んだ覚えはないよ。
そりゃー宇宙船に乗りたいなあとか・・
「周波数あっちゃったんだよきっと」
「周波数??」
うんうん。と首を縦に振るクウ。
「いつもなら、周波数会ったぐらいなら無視だけど、機械も直んないから、ちょっと会おうかなーって」
にっこり笑って再び抱きついてきた。
「ちょっと。マテ。」
「でも、よかった、会って。だってこんなにかわいいーんだもん」
かわいいってなんだよそれ?
「ちょ、俺は男だし24だしそんなかわいいとか言われる筋合いないし・・・」
「え?24なんだ?へーへーへー。かわいいー」
コイツどう見積もってもせいぜいいって18かそこいらの歳ぐらいじゃないか??
そんなガキにかわいい呼ばわりって。
「お前は何歳なんだよ?」
「お前じゃないよ。クウだよ。」
「はいはい・・・。って、なんさい?なんだよ?」
「ん?300歳だけど?」
はいーーーーーー??????
ああ、そういえばムカシどっかのバンドの誰かが10万何歳って言ってたよな・・・・ってか
なんだよその300歳って・・
「300歳って・・・お前のとこでは平均何歳が寿命なんだよっ」
「んーー?1700歳ぐらい?」
「はあ?」
もう話が・・・・。
「それを信じろって言うのか?」
「信じるも何も本当の話だし」
うーん・・・。俺は黙ってしまった。
「・・・だったらソレ見せてよ?その乗り物ってやつ」
「うん?いいよ?ここで?」
ここで・・・って?何?そんなに小さいのかよ?
ってか宇宙船だろ?
そのクウはポケットから何かを出してきた。
「はい」
「コレ??これかよ?!!・・」
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