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「おい美桜!これうけとれ!!おれさまからのプレゼントだ!!」
『らんまる...くん?』
「いまはムリでもおれたちが20さいになったらけっこんしてくれ!!」
『うん!!』
......。
また見てしまった...。
幼稚園と小学校が同じだった私達はいつでも一緒だった。
たとえ男子にどうこう言われても離れなかった。
事が変わったのは私達が6年生になったとき。
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『今日で黒崎くんは引っ越すことになりました』
え?
そうなの、蘭丸くん?
私でも初めて聞いたよ?
聞くと、東京に引っ越すとか。
ねぇ、覚えてる?
20歳になったときの約束。
覚えていて、よね?
最後の日、私の家で二人っきりで話した。
本当は行きたくなかった、とか
東京行っても美桜のことは忘れない、とか
あの約束覚えてろよ、とか...。
........
それから7年。
今美桜は作詞家になりたいと猛勉強中。
蘭丸くんの役に立てたらいいなぁ、という下心もあるけど。
一方の蘭丸は今大人気のロック系アイドルとして世間に知られている。
”女は興味ない。“
そう言っていることだって有名だよ。