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4人で少し話していると扉がガチャリと開いた。


「おい嶺二、さっさと行くぞ。」



この声って....



「ランラン待ってー!!」


「つか誰だ、その女。」

「お兄さんが紹介してあげよう!!この子は今度の“劇場シャイニング”でお世話になる、作詞家の向田美桜ちゃんだよ!!」



「向田....美桜?」





『あ、今日用事あるの忘れてました!!先帰らしてもらいます!!』


「おい、待て!!」

後ろで蘭丸くんの声がしたけど無視。



バレたくない。




と、

「危ない!!」

ドア付近にあったコンセントで足をひっかけてしまった。



あ、まずい。






ところが一向に痛みが来ない。


おかしいと思い目を開けると...






蘭丸くんが支えてくれていた。



「大丈夫か?」


『あっ、ありがとうございます!!ではさよなら!!』










たったったったっ....






逃げてしまった。






今日は色んなことがありすぎて、頭がついてこない。





蘭丸くんも嫌だったよね.....。





今は関係ないとして元知り合いに逃げられたりしたら。





自分だったら嫌だもん。




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BacKGO



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