純情色プラトニック


ふわっと靡く艶々とした髪の毛


キラキラと輝く花のような笑顔


細い指、白い肌、大きな瞳


夜になると必ずと言っていいほど比野のことを思い出す

これは恋だと気づいたのは約半年前



あァ、俺はアイツに惚れてんのか とまるで他人事のように然しはっきりと感じた


『中原先輩!おはようございます
今日の仕事、久しぶりに先輩との突撃任務で嬉しいです。よろしくお願いします』

そう挨拶をしてきた彼女こそが比野あき

圧倒的なその可愛さに悶える暇もなく あァ とだけ返事をする




純情色プラトニック


一つに纏められている艶やかなその髪を
どうしようもなく愛らしい彼女を
自分のものにするための方法を

俺はまだ知らない






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