逃げ出したのは私の方で
翔陽は何もわかっていないと思う。
好きだ、といえば俺もだよ!と返してくれるけれどその好きはLikeであって私の持ってるLoveとは違う。
だから、そう。自分が苦しかったから逃げただけでまさか、まさかこんなにも早く出会ってしまうとは思わなかった。
私は今、青葉城西高校に通っている
初めは翔陽の大好きなバレー部に入ろうと思ったけれどああ、未練がましいな、なんて自分のプライドとか意地とかが邪魔して結局は帰宅部……のはずだったのだけれど同じクラスになった国見英という自由人と仲良くなったせいで、、、おかげでやっぱりバレー部のマネージャーをしている。
今日は練習試合を放課後の練習時間にするということなのでコートの準備を整え、及川さんの足首にテーピングをして……体育館に戻ってきた
ら、「っっあきー!!!!」これだ。
(影山)「なんだ日向あっちのマネージャーと知り合いか?」
「うん、俺の友達……だったはずなんだけど」
(影山)「あ?聞こえねぇーぞ?」
(及川)「なーにあきちゃん、烏野の10番くんと友達なの?」
『ああ、まあ一応?
そ、そんなことより2セット目始めましょーよ!ほらほら、国見ちゃん、これボトルみんなの分ね〜
あ、及川さんはあっぷとりますのよね?』
(国見)「あき…とりますのよねて」
(岩泉)「完全に動揺してんな」
逃げ出したのは私のほうで
あの瞳に恋をするのも
あの声で呼ばれるのも
ただ苦しいだけなのに君は何度も追いかけてくるから
−−−−−−−−−−
日向と夢主の不毛な恋を書くつもりが何書いてんだお前状態に陥った
201.10.03
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