純情ハニー

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「ヘイヘイヘーイ!!あき!!みたか?!俺の強烈サーブ!!」


『見ましたよ!!木兎先輩!!すごくかっこよかったです!!』



「……あきって烏野の10番くんと同じくらい天然おだて上手だよね」
「それな」

ヒュー!!どうだ俺のサーブにスパイク!!かっこいいだろー!!!


木兎さんの声にかっこいです!!とか返してるあきはきっと彼氏である俺の気持ちなんて考えてないだろう


………いや、考えていないわけではなくてきっと…


「あっかっあしーっ!!あきは俺に惚れたってよ!!!」


「はい?」


『ちょ、木兎先輩?!そんなこと言ってないですよ!私が好きなのは赤葦先輩だけですから!!』

………きっと純粋で天然なおだて上手



純情ハニー


しょぼくれた木兎さんの隣で必死になって俺に説明をするあきの姿は可愛いなんてもんじゃなかった



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赤葦はきっと嫉妬深いですよね。きっと

2015.09.26


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