女の子主人公。黒子→女の子 黒子ド変態 眠いなあ、朝は得意じゃない。得意な人なんているのかな。ああ、でもバスケ部の赤司くんは得意そう。緑間くんはおは朝見なきゃだから早起きだろうし。そういえば野球部の矢田くんは朝早起きしてる分9時には寝てるからおじいちゃんかってみんなにツッコまれてたっけ。欠伸を噛み殺しながらもたもたと席まで歩く。机に鞄を置いて、席に座る。むぎゅ、え? 「うああああ!?く、黒子くん!!?え、ごめ、重かったでしょ!!ごめん!!足折れてない!?」 「いえ、大丈夫です。あと、ここは僕の席なんですが…」 「あああごめんなさいいい!!」 完全に目がさめた。そうだ、席替え昨日したからこの席じゃないんだった!うわあどうしよう、絶対重かった!昨日ポテチ食べたし!しかも膝の上に座るとかわたしヤバイよ!気持ち悪いよ!わたしだったら訴えるレベル!本当に、大丈夫ですよ?とか言ってる黒子くんほんとにごめん。鞄を漁る。たぶんお菓子入ってるはず!あった! 「あの!ほんとにごめんね、あの、わざとじゃないの、これ、お詫び、です。…いちご好き?」 「はい、好きです。ありがとうございます。」 「ううん、ほんとに、ごめん。次から気を付ける!」 「 」 「?ごめん、聞こえなかった」 「いえ、飴ありがとうございます。寝ぼけるのは良いですけど、転んだりはしないでくださいね」 「わかった、ありがとう!」 大体無表情な黒子くんが少し笑ったからドキッとしちゃった。飴持ってて良かった。ほんとに気を付けなきゃ。次こそほんとのわたしの席に鞄を置いて、椅子に座った。 「……おい、テツ、大丈夫か」 「大丈夫じゃないです。___さん本当に可愛すぎます。ミスディレクションしといて良かった。僕の膝の上に彼女が乗るなんて興奮のあまりどうかしそうでした。このいちご飴は家宝にします。死ぬまで肌身離さず持ち歩く、いや死んでも。」 「……………病院行くか?」 『気を付けないで下さい』 to list |