ぐだぐだネタ

 伊佐敷


「お腹空いた」
「は?」
「だから、おーなーかーすーいーたぁぁ」
「だからなんだよっ!」
「コア○のマーチ食べたい」
「そんなもん、自分で買ってこい!!」
「……純が買ってきてくれたら、きっともっと美味しいんだろうなぁ(じぃぃい)」
「………わかったっつーの!!」



なんだかんだ彼女には弱い伊佐敷。



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 五年


部屋に転がるのはさっき開けた筈なのにもう空の缶の山。雷蔵はもう寝ているし、八は三郎に潰された。その三郎は酒が尽きたからと言ってコンビニ買いに出かけていて、勘ちゃんもそれに付いて行ったから、今この部屋にいるのは私と兵助だけだ。
相変らず綺麗な顔。でもその頬は少しだけ赤いから、多分アルコールが回っているんだと思う。今日は何故だか皆ペースが速い気がする。まぁ、私自身もう三本も缶を空にしているんだけど。
兵助は隣で何も話さないで飲み続けている。まぁ、兵助はそんなにべらべらと話す方でもないから気にしないけど。

空になった缶を置いて、三郎のベッドからタオルケットを引っ張り出してくる。上に乗っていた掛け布団が少しぐしゃぐしゃになったけど、それは気にしない。それを一度ソファーに掛けて、寝ている八を雷蔵の方へとずるずる引っ張っていって、二人にタオルケットをかけてやる。流石にこのまま寝かしておいたら良くない気がするから。八なら大丈夫そうな気もするけど。

「よく寝てるね」
「まぁ、あれだけ飲んでたらな」
「仕方ないよ、久し振りだもん。それより二人が明日二日酔いしそうで心配だー」
「電話して勘ちゃんに薬買ってきてもらう?」
「その方がいいかもしれないね」

すやすやと寝ている二人を見ながら、そんな相談。
久し振りなのに、昔と全然変わらない会話に自然と笑顔がこぼれる。
心の距離も変わらないままで、それが心地いいんだろうな。



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ちゅって音を立てて羊の唇を吸うと、少しだけ彼の吐息が鼻にかかってくすぐったかった。でも私からのキスに羊は幸せそうな表情を浮かべているから、私はそんな羊から幸せを貰う。あぁ、可愛いなぁ。目を細めた羊の微笑みが、私には眩しいくらいだ。

「もっと一緒にいたいのに」
「それは私だって一緒だよ、羊」

二人で笑いあって、今度は羊からのキスが私の顔に降ってくる。ちゅっ、音を立ててキスをする羊は、初めて愛を知った子供みたいに無邪気な笑顔を浮かべていてそれがとても愛しい。
シーツの中で羊の意外と厚い胸板に顔を埋めようとするけれど、それを羊の手は拒み私の頬に手を添えてまたキスをする。言葉を言わずに、愛を伝えるこの手段は心に愛を届けてくれる。だから私はキスをするんだ。


二人の唇が重なる、その瞬間が幸せ。


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 倉持


「最近気付いたけどさ」
「なんだよ」
「御幸って眼鏡外すと結構童顔じゃない?」
「…触れてやるな、」
「あの眼鏡しないで1日過ごしてみて欲しいんだけど」
「見えねぇだろ」
「コンタクトあるじゃん」



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 川上


「どうしよう」
「何が」
「明日試験なんだけど」
「はっ?!」
「だから、明日入試なんだってば」
「普通に勉強すればいいんじゃないか?」
「無理、飽きた」
「…飽きたって」
「ノリがギューッてしてくれたら頑張る」
「いやいや、しなくても頑張れ」
「してくれなきゃ出来ない」
「あー、はいはい(ぎゅっ)」
「きゃー!ノリ好きーっ!」



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