君の香りを抱いて


才蔵が、俺様を否定した
中途半端に丁寧な言葉を使って俺様を拒否した。なんで…?なんで、どうして、俺様何かした?聞いても首を横に降るだけで何も言ってくれない。
やだよ、やだよどうしてなんで?才蔵…?

ーーお前の部下が揺れる

違うよ。俺様が来るからじゃないよ。才蔵の存在が俺様たちを揺らしてるのに、才蔵は気付いてない。そんなとこも可愛くて好きだけど、でも無知は罪って言うだろ?才蔵は罪深いよ


「さい、ぞ…っん、は…っ、」


才蔵の声を思い出すだけでこんなになる。こんな姿、才蔵が知ったらなんて言うだろう?引くかな?嫌われたら…ヤダヤダヤダ!!そんなのやだ!でも、あの冷めた目で見下されたら俺様…っ、


「あ、ふ…ッさい、」


ーー気持ち悪い。俺を想像して抜いただと?


ごめんなさい才蔵…っ、ごめん、!でも手が止まらないよぉ…!


「はッぁ…、く、ァ!あぁ、」


もっと、見下して、蔑んで軽蔑して


「もっ、と…!あァッ才蔵…っ、!もっと言って…ッ!その、目イ、イ…!!ンァッ…ッ」


真っ白が弾けた





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