コロネロさんがやって来ました



あの後赤ん坊にアポをとって欲しいと言った
理由を聞かれたので正直に答えてやると
コロネロでいいじゃねえかと言われた…
ボンゴレと関わらせたくないの!
なんでわかんないんだ…いやわかってるかもしれないな…

そんなわけで今日コロネロさんがくるらしい

「祥悟君」
「なんだよ」
「今日君の師匠になるかもしれない人が来るから」
「は?」

ピンポーン

あれ?予定より早い…と言うかあの人はチャイムをならすような人じゃ…
そう不思議に思いながら玄関に行き外を確認する
その人物を見て急いでドアを開ける

「こんにちは」
「…今日は部活じゃなかったの?テツヤ君」

はい、来る予定のなかったテツヤ君が来ました

「今日はある事件のせいで休部になりました」
「ある事件…?てか鍵渡してたんだからそのまま入ってこればよかったのに」
「いえ、今日は来る予定はありませんでしたので一応 エントランスはちゃんと鍵使いましたよ」
「テツヤ君ちょういい子…祥悟君にも見習わせたいわ…」
「おい彼方!聞こえてんだよ!」
「近所迷惑でしょう祥悟君 ちょっとだまっててください」
「ああ、悪かったな…ってなんか俺が悪いみたいに言ってんじゃねーよテツヤ!」
「はいはい部屋入って話そうねー」
「そうだぞコラ!」
「…コロネロさんじゃないですか…いきなり現れないでくださいよ…」
「こいつらか?」
「…とりあえず入ってください」

二人共唖然として言葉が出てこないみたいだ
まあそりゃあ鷹に鷲掴まれてる赤ん坊がいればそうなるか

「…では二人に紹介します こちら祥悟君を指導してもらうコロネロさんです とてもすごい方なので二人共敬意をもって話すように」
「コロネロだ!コラ! 二人共スパルタで行くからな!コラ!」
「いえ、コロネロさんは祥悟君だけお願いしますね」
「こっちの幸薄そうなやつはどうするんだ?コラ」
「私が教えます 学業のほうが忙しいのでなかなか進みませんが…」
「あ、あのよ…」
「はい祥悟君 どうしました?」

祥悟君はなにか言いにくそうな顔をしている
こんな赤ん坊で大丈夫だろうかなんて思っているな

「祥悟君、この人は大丈夫だから 君が思っているよりはるかに強いよ」
「…」
「ではコロネロさん 今日からご指導よろしくお願い致します」
「…よろしくお願いします」

祥悟君も私にならって頭を下げる
まだ納得行かないような顔してるけどな

「じゃあ山に行くぞ!コラ」
「あ、夜は遅くならないようにお願いしますね ご家族の方が心配されるので」
「わかったぞ!コラ!」
「あと、彼はまだ一般人に位置しています そこもご理解くださいね」

一応注意として話しておく

「あ、祥悟君」
「ん?」
「家に帰ってら連絡して メールでもいいから」
「わかった」

いやだって心配なんだもの
そして二人が家から出ていく

「怪我しなきゃいいけど…」
「彼方さんは身内に甘いですよね」
「まあね…自覚してるよ」

身内以外に誰に甘くなれっての…

「あ、ところで」
「どうかしました?」
「テツヤの言ってた事件って、なにがあったの?」
「大したことじゃありませんよ ただ部室にGが出たので」
「…え、どゆこと」
「主将…赤司君と緑間君と青峰くんがすっごい苦手らしくて」
「…で?」
「赤司君がGを見たから今日は部活なしってことになっただけです」
「そんなことで部活中止しちゃうんだ…」
「赤司君ですからね」
「なんか今の言葉で納得した…」

なんて話しながら
銃の使い方から手入れの仕方を教える
サイレンサーの付いた小型のものを渡す

そんなこんなでテツヤ君は銃の使い方を習得しました
え、早くね?
私もっとかかったよ?
なに?
才能の違いなの?
私泣くよ?!


イタリア語のほうは学校でもできるからね
学校が始まったらみっちり教えるからね!




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