猫かぶり宮





はい、今日猫かぶり宮さん(達)がお家に遊びにくるそうです

なんでも相手校の情報が欲しいらしいです
兄さんなんで話したよ…(話したのはザキだby康次郎

てなわけで猫かぶり宮さんとご対面です

「…」
「こんにちは 君が古橋君の妹だよね?」

猫被ってるうううううう
兄さんのほうにチラっと目を向ける
兄さんは頷いてこっちに向かって…

「花宮、彼方に色目を使わないでくれ」
「こんの馬鹿兄がああああ違うだろ!なんか色々違うだろおおお?!」

花宮さんと原さんはポカーンってしてる
いや原さんはわかんないけど

「ゴホン うちの愚兄が失礼しました はなみゃ…はなみゅ…はな…花さんの猫かぶりは聞いていますので、被らなくても問題ありません」
「いや問題があるのはお前のほうだろう」
「…すみません いつも猫かぶり宮さんと呼んでいたのでなれなくて…あ」
「てめぇ…」

は、花さんがお怒りだああああああ

「えーゴホン それで、相手校の情報ですよね」
「…ああ」
ため息をつきながら諦めたように花さんは校名を言った

「…どこまで調べればいいですか?」
「…は?」
「バスケ関係のことでいい プレイに関するものだけな」
「兄さん…わかった」

調べてる間に兄さんは花さんに説明しているようだ

「彼方はどこまで調べればいいかを言わないと全部調べるからな」
「は?」
「学校の成り立ちから先生、生徒の弱みから事件など全てだ」
「…」
「新設校じゃない限り、すごい量になるぞ」
「…なにもんだよお前の妹…」
「さあ…俺もよくわからない」
裏の人間です
兄さんごめんね…

「はい 調べたよ こっちが練習風景のDVD-ROM これがプレイヤー及び顧問の情報まとめたやつ」
「あ、ああ…」
練習風景なんて普通はその学校とか行かないと手に入らないんだけどね
防犯カメラとかにハッキングしました
防犯が徹底してる学校でよかったよ
「あ、こことここにカメラが設置してありますので、何か起こすのであればお気をつけくださいね」
「…何もんだよお前…」
「…さて、何者でしょうね」
裏のものです
情報屋です
マフィアです…

「妹ちゃんすごいんだねー あ、これ俺のアド〜」
「原、俺の妹に手をだすな」
「はい、わかりました あとでメール送らせてもらいますね」
「彼方、こいつは危険だ」
「俺も流石に人の妹に手出すほど女に困ってねーし!」

…皆さん白い目で原さんを見る
原さん、今のはどうかと思いますよ…
そんな目で見られるのもしかたないです



そんなこんなで皆さん帰って行きました
原さんに渡されたアドレスは兄さんが燃やしてしまいました

…まあ調べればわかるんですけどね
わざわざ調べて送ることもないかって思って調べていない

そんな中誰かからメールが来た
簡素な文で
今日は助かった
また頼む
と書かれていた

…あなた花さんですね
あなたこそ何者だ!





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