青春Destroy | ナノ


063


「あ、メールだ。」

メールは柳生からのようだ。
内容は前回柳生のレーザービーム(シャッター)がうなった写真が現像し終わり、データもコピーし終わったようだ。

「みんな、喜べ!蒼の貴公子の写真がいっぱい出来上がるぞぉ!見たいかぁ!」

「「「キャーッ!!見たいですわ!お姉様ぁ!!」」」

「近々持ってきてあげるー!」

「ありがとうございますぅう!」

撫子はファン達の反応をガン見する。

私を睨んだりしている奴は居ないな。
よし、ファンクラブは完璧に味方につけた。

つーことで、柳生君に返信。

『ありがとござます!!明日とりに行っても良いですか?』

柳生からの返事。

『では明日、立海まで来れますか?私は明日朝から部活なもので…。椿崎さんが朝来てくれたらすぐに渡すことが出来ますよ。』

明日は部活無かったし、
よし行ける。

『了解しました。明日とりに伺います。』

っと、

「では皆様。また後日、ご機嫌ようっ!」

撫子は放心している忍足をひこずりながら部活へと戻って行った。
そしてファンたちも帰りだす。

跡部達のところに戻った撫子。

「よう、跡部!」

「アーン?」

「これ返すわ!」

半屍となっている忍足を前に突き出す。

「…いらねぇ。
それよりもどうなった?」

とりあえず、跡部はいじめがどうなったか気になるらしい。

「ばっちりファンクラブの子猫ちゃんは私の味方だぜ!」

「……………いじめは…止まったんだな?」

子猫ちゃん発言はスルー。

「うん。月曜日の放課後証拠を見せてやろう!」



これにて、イジメ撲滅計画終わりとさせていただきます。

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