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「あ、メールだ。」 メールは柳生からのようだ。 内容は前回柳生のレーザービーム(シャッター)がうなった写真が現像し終わり、データもコピーし終わったようだ。 「みんな、喜べ!蒼の貴公子の写真がいっぱい出来上がるぞぉ!見たいかぁ!」 「「「キャーッ!!見たいですわ!お姉様ぁ!!」」」 「近々持ってきてあげるー!」 「ありがとうございますぅう!」 撫子はファン達の反応をガン見する。 私を睨んだりしている奴は居ないな。 よし、ファンクラブは完璧に味方につけた。 つーことで、柳生君に返信。 『ありがとござます!!明日とりに行っても良いですか?』 柳生からの返事。 『では明日、立海まで来れますか?私は明日朝から部活なもので…。椿崎さんが朝来てくれたらすぐに渡すことが出来ますよ。』 明日は部活無かったし、 よし行ける。 『了解しました。明日とりに伺います。』 っと、 「では皆様。また後日、ご機嫌ようっ!」 撫子は放心している忍足をひこずりながら部活へと戻って行った。 そしてファンたちも帰りだす。 跡部達のところに戻った撫子。 「よう、跡部!」 「アーン?」 「これ返すわ!」 半屍となっている忍足を前に突き出す。 「…いらねぇ。 それよりもどうなった?」 とりあえず、跡部はいじめがどうなったか気になるらしい。 「ばっちりファンクラブの子猫ちゃんは私の味方だぜ!」 「……………いじめは…止まったんだな?」 子猫ちゃん発言はスルー。 「うん。月曜日の放課後証拠を見せてやろう!」 これにて、イジメ撲滅計画終わりとさせていただきます。 |
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