DispositionC※/敏京




何年この身体とセックスしてると思ってんの。
京君の好きな所、感じる所なんてわかる。

バイブを引き抜くと同時にローターのコードも引っ張り、また突き入れる。
前立腺をローターとバイブが掠めて行く度に部屋に響く嬌声。

そろそろだな。

そう思って、抜き差ししながらバイブのスイッチをONにした。


「ひぁ…ッ!?あ…、ぁっ、やめぇっ、アカン…!」
「京君そればっかだね」
「ぁはッ、も、無理…!」
「超ー身体ビクビクしてる…腰振っちゃってかーわいい」


バイブの無機質な音と京君の声が響く中、尚更激しく抜き差しする。
このままだと京君の触んなくてもイっちゃうなーとか、悠長な事考えて乱れる京君を見下ろした。


「も…っ、とし、敏弥…!イく、イってまうから…ッ」
「イきなよ。ホラ、気持ちイイんだろ?カウパー垂れ流して締め付けて気持ちイイ癖に」
「うぁ…ッ、あ、あ"ぁ──ッ!!」


グリグリと前立腺を刺激する様にバイブを大きくグラインドすると身体が強張って力が入り、ビクビク跳ね上がって白濁を自分の腹に飛ばした。


「はぁ…ッぁ、あ…」


その間もバイブを緩やかに動かすと、その度に身体を痙攣させて残りを吐き出す。
めちゃくちゃ可愛い。


「あーぁ、後ろだけでイっちゃったね」
「も…ッ、最、悪や…っ」
「感じてたじゃん」
「…ムカつく…」


息を整えながら、腕を上げて顔を隠して悪態を吐く。

でもまだ終わりじゃ無いんだよねー…俺まだイってねぇし。


「ん…ッ、な、に…」


バイブとローターを引き抜いて、収縮するソコに京君の痴態を見て完勃ちになった自身を取り出す。


「まだ俺全然気持ち良くなってねぇから」
「はッ、そんなん知らんし…!ちょ、やめ…っ」
「はいはい、大人しくしてねー」
「あぁあァ…ッんン…や…ッ」
「あー…いつもより緩いね」


さっきまでバイブ咥えてたしね。
でも一気に根元まで挿入すると、俺の形を確認する様にピッタリと内壁が絡み付いて来て、気持ちイイ。


「おま…ッ、ホンマ最悪や…!」
「いいじゃん、たまには」
「ン"、ぁあ…っ」


悪態吐いてるけど、京君の足を持って広げさせ腰を打ち付けると善がる声。
イったばっかの京君のは、また勃ち上がりかけていて。
口角が上がる。

俺の方は余裕が無く、取り敢えず一発抜きたい。

始めっから手加減無しに、京君の身体を突き上げた。
















「…もうめっちゃムカつく…敏弥嫌いや」
「えー…やだ。京君の事大好きだもん」
「何なん玩具とか。この変態が」
「気持ち良かった?」
「…死ね」
「俺のとどっちが気持ちイイ?」
「うー…ん…」
「えッ、ちょ、ソコは『敏弥のが気持ちイイ』って言うトコだよ!?」
「はぁ?自惚れんなや」
「やだやだ!俺のが京君気持ち良くさしてあげれるもん!」
「キモ…玩具買って来たんお前やろホンマ最悪死ね」
「えー…」


あの後、何回もヤって、床の上でゴロゴロ。
お互い汗だくで、精液塗れだけど、セックスした後はくっつくのが好き。

何か京君機嫌悪いけど。


「玩具ダメだった?」
「……何かそれ使って敏弥が楽しんどんがムカつく」
「えぇー?」
「お前なんかいつもがっついて余裕無くしとればえぇねん」
「………」


…何か、可愛い。


「京君好きー」
「嫌い」
「うん、俺も大好き」
「脳内での僕と会話すんな」
「また玩具使う?」
「絶対嫌や」


敏弥のがえぇから。


ボソッと呟いた言葉は聞き逃さなかったけど、素直に言ってくれた京君をからかうワケも無く。
聞かなかった事にしてキツく京君の身体を抱き締めた。



20090207


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