Disposition@※/敏京




「京君ちもうすぐ着くけど、コンビニ寄るから何か買ってこうか?」
『あー…飯とお菓子と烏龍茶と煙草』
「わかった」
『早よーな』
「え、それは早く俺に会いたいって言う…」
『ちゃうわ。腹減っとるから早よ買って来いや』
「何だよー素直に言ってくれてもいいじゃん」
『やから素直に買って来い言うとるやん』
「えー」
『ほなな』


あ、切られた。
まぁいつもの事だからいいけど。

京君に言われた物を頭ん中で反芻しながらコンビニへ入る。

籠ん中に適当に見繕って入れて、自分の分も。
ビールとつまみになるヤツ。








買い物も終わって、京君ちに着いて合鍵で中に入ると京君は部屋のテレビの前でゲーム中だった。

ガサガサとビニール袋ん中から買った物を取り出してテーブルに並べる。
京君ゲームかよー。
腹減ってたんじゃ無かったのかよー。
でも、これ本人飽きるまで止めないんだよね。

仕方無いから、買って来たビールを1本手に取ってプルトップを開ける。
ビール片手に京君観察。

京君の横顔好き。

…でもやっぱつまんねぇー。


「京君ー、構ってよー」
「うっさい。今えぇトコやねん邪魔すんな」
「せっかく来たのにー。ゲーム止めて俺と遊ぼうよ」
「待っときゃえぇやん」
「やーだー」
「何や酒入っとんか。ウザイ」


ムッ。
確かにビール飲んだけどさぁ。

あぁー何かちょっと京君と他愛無い話しながらご飯食べたりしてから食欲満たされたら次性欲で的な感じでセックスに持ち込みたかったのに!
ってか玩具買ったから京君と楽しみたかったのに!

よし、楽しもう。


「ちょ、何なんお前」
「いいじゃん。構ってくんないんだったらくっつきてぇの」
「…暑苦しい」
「えー?あったかいよ」
「邪魔すんなよ」
「んー」


京君の後ろに回って、座る。
京君の身体を足の間で挟む様にして、背中を自分にもたれ掛けさせた。
腕を京君の腰に回して密着。
うん、ちっさいからちょうどいいね。
怒るけど。
このサイズがイイ。

大人しく俺に背中預けるトコとか、超可愛いし。


「…敏弥キモいんやけど」
「え、何でだよ」
「匂い嗅ぐな変態」
「京君の匂いなんだもん」


京君の首筋に顔を埋めて、浸ってたら突っ込まれた。
何だよいいじゃん構ってくんない癖にそう言うトコだけ突っ込むなよ。

つまんねぇのー。
そう思いながら密着した京君の身体越しに、ゲームの画面を見る。
俺よりゲームに夢中とか。
嫉妬するよね。

やっぱムカつくし、ちょっと構って欲しくて、腰に回した手で服を捲り素肌を撫でる。


「ッ、ちょ、何してんねん!邪魔すんな言うたやろ!離れぇや変態!」
「気にすんなって。京君ゲームしてれば?」


直ぐ様反応した京君は、画面から目を離して身体を捩る。
がっちりホールドして離さない。
と言うか体格違うから、京君が振り払おうとしても無理。

だから、服を段々捲り上げて乳首をきゅっと摘む。


「や、マジ何なん…!発情すんなや…ッ」
「してないよ。するのは京君だろ。あー乳首勃って来たー」
「ちょぉ、待…っ」
「ゲームしなくていいの?」


服ん中で押し潰す様に乳首をイジると、反応して来た。
まぁ触られたら勃つんだけどね。
後ろから首筋に強く吸い付くと、京君は首を反らして肩に頭を擦り寄せて来た。
敏感で可愛い。


「この変態…っ」
「えー?京君が?ゲームやらないなら消す?」
「……ッ…」
「京君素直だねー」


否定の言葉を言わないって事は肯定。
京君が持ってたコントローラーを片手で取り上げ、床に投げた。

乳首で遊びながら、ジーンズの上から股間を撫でると勃ち上がりかけた京君の。

気持ちイイ事、大好きだもんね。






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