if … もし主人公が再トリップしたら




――私がいつも通りの屋敷での生活(身ごもったのを理由に軟禁状態に近い)を送っていたある日、目を開けたらそこには、小さなあの時の弁丸様がいました。

どこからともなく私が現れたのか、しばらく弁丸様は茫然とした後、瞳を輝かせ私に抱き付いた。


「名前、名前、名前――!」

「はいはい、覚えててくださっていたんですね。弁丸様、少し大きくなりました?」

「うむ、弁丸はおおきくなったぞ!」


…相変わらず小さい子は正義だ。

2人してぎゅっと抱きしめ合っていたら、気配を察知したのか、いつの間にか佐助君がいた。

無表情だったのが、一気に驚愕といった表情に変わる。


「…なんでアンタがここに……。」

「気づいたらここにいました。」


 私の返答に佐助君は呆れたような表情を浮かべたのだった。


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