dream<!--←ここはお気に入り登録される時などの名前になります-->
後書き


後書き


ここまで読んでいただきありがとうございました。現代編はこれで終了となります。色々、話の展開に矛盾点があるとは思いますが、プロットや組み立てもせずにただこれを書きたいという思いでのみ書き進めていった作品なので、何卒ご容赦ください。私事ではございますが、何年か前に庭球ジャンルで書いていたことはありますが、実は終着点を迎えた作品はこの作品が初めてです。作品と呼ぶのもアレな拙いものだったとは思いますが、出したいキャラクターがすべて出せたので満足のいくものになったと思います。


井戸の住人設定については、真田井戸がきっかけでした。ここから出てきたら面白いなと。ちょうどその場面を書いた時、Sound HorizonのMarchenを思い出したため、今回の逆トリップの黒幕はイドルフリートさんに任せました。彼は基本的に亡くなった者や井戸に落ちた者(彼にとっては亡くなったと同義?)の願いを聴きます。佐助、半兵衛、秀吉、刑部――彼らが一応、イドさんの客人となります。逆に幸村、政宗は会ったといえども両者とも亡くなったわけではないし、井戸に落ちたわけでもない。そのため、彼らには願いを聴けども、叶えようという気はなかったわけです。当初は恨みを抱いて亡くなった者という設定を入れようと思っていましたが、ドシリアスは書けないのでやめました。今回、途中で井戸が用済みになったのは佐助が「休暇と恋人」を願ったからです。休暇は限りあるものであり、恋人は長い間一緒にいて築いて得る者のため、自由に行き来できる手段としてゲームが出てきました。ちなみに亡くなったと設定している者でプレイしたとしてもこちらの世界に現れません。一応、佐助達は主人公を向こうに連れて行ったら、帰れないと思っていますが、こっちに戻ってこられない条件である程度の期間内で彼女は帰ることはできることになっています。…この話はまた江戸編で出したいと思っています。


佐助の主人公に対する執着については、最初はイドさんが用意した恋人のため、イドの情欲(イド)の影響で彼女に惹かれています。(一応、その他の理由もあるけど、後日談で描写するつもりです。)そのため、初めて会った彼女についていき暮らすと早々と決めていたわけだし、帰る手段が出来たとしても、すぐには帰ろうと思っていなかったわけです。もちろん戦乱の世が終わって、幸村が狙われることも少なくなったという時代背景もありますが。次第に彼女と暮らしていくうちに幸村と同じく、人としての自分を受け入れてくれると感じ、本当に彼女に惹かれていくわけです。尚、彼女視線での物語を基本としていたため、彼の心情描写は省いてしまいましたが。忍びの中の忍びであった彼は「恋」というものがよく分かっておらず、彼女がいない間に色々な彼女の読む小説等を参考にして、自分の中の感情を知覚していくわけですが……多分変な方向にいったのでしょうね、参考にするものが多分参考にするものだったりで。(例えばこの小説とか。)結論、基本としては幸村と同じ扱い&恋人としてのこともちゃんとやるということになってしまいました。


もし最後まで楽しく付き合っていただけた方がいらっしゃるのであれば、拍手等でこのシリーズに対してのリクエスト等受け付けたいと思います。…とりあえず期間は次の江戸編が掲載終わるまでといった途方もない期間で。お気軽にコメントしていただければと思います。


後書きまでお付き合いくださり、ありがとうございました。


遙月


追記
clapにてご指摘頂きありがとうございます。タイトルの方、修正させて頂きました。コメント頂きありがとうございました。また何かあればclap、メールの方でお願いします。

prev | next

>> front page
>> top
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -