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「やっ、だめっ…やあぁッ…!」

尖端に僅かに残った包皮を剥かれて雪弥は涙声で喘ぐ。痛みよりも快楽の方が強くて、いやらしい声がひっきりなしに漏れた。
アラストルは包皮に守られていた敏感な場所を指先でくりくりと弄った。

「はあぁっ…、や、ぅ…んあぁっ…!」

更には大きな手の平が筒を作り、陰茎をにちゅくちゅとしごく。雪弥のペニスはもう、己の蜜でしとどに濡れそぼっていた。
男の手が玉に移る。くにくにと揉みながら、アラストルは雪弥のペニスを口に含んだ。

「ひっ、いやあぁっ…だ、めっ…汚いぃ…っ…!」

たまらず雪弥は一際大きな悲鳴を上げる。
フェラチオなど、今まで彼女はいても、まだ童貞なままの雪弥には初めての体験だ。

「あぅっ…ひンっ…ふああっ…!」

ぬるりと裏筋を舐められながら玉を巧みに揉まれれば、ペニスはあっさりと限界を迎えた。
感じたこともない強すぎる射精感に身も世もなく体をくねらせる。「ぁ…くぅっ…ひあああっ…!」

激しいほとばしりがどくどくと溢れ出る。
残滓の蜜までも余さずアラストルにすすり取られ、雪弥は泣き喘いだ。
持て余す快楽が清純な体を焦がす。

「やだ…っ…もぅ…やあぁっ…!」

アラストルは雪弥の涙混じりの懇願を無視して、ペニスを口内で弄ぶのを止めない。
しかも今度は陰嚢までも口に含まれ、淫わいに舐られた。射精したばかりの敏感なペニスは残さず快楽を拾い上げる。裏筋や射精口、かりの部分など、敏感な部位はくまなく舌で弄られて、直ぐに雪弥のは硬度を取り戻し蜜を漏らした。

「ふぁ…っ」

くちりといやらしい音を立て、ペニスを出す。
たったそれだけのことに雪弥はふるりとももを震わせた。
桜色の半立ちのおしべが己の蜜と男の唾液とでてらてらと濡れて光る。

そしてアラストルはおもむろに雪弥の膝裏をを掴むと、そのまま大きく左右に開いて持ち上げた。できた間に体を入れ、足を閉じられないようにする。
恥ずかしい場所を余すところなく見られる格好に、雪弥は息を飲んだ。羞恥から涙が滲む。

「や、恥ずかしいっ…!」
「ふっ…、その内なにも考えられなくなる」

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