ベッドの上ですやすやと眠る彼女の手を取り、手のひらに唇を落とした。
彼女の手のひらの温もりが唇を包んだ。

「君と僕は、結ばれても一緒にはなれないんだね。」

……幸せそうに眠る彼女はきっとまた僕の手から離れていく。

(死なない君が欲しかった)



  
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -