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「―今、俺が守らきゃ誰が守るんだよ。もうここに居場所の無いタルトをさ。」
シィモは苦しそうな笑顔のまま、剣を此方に向けた。
「!」
「白銀…俺たちは家族だった。棗も、タルトも、飄も、ステイルも、キノも流璃も。
それぞれ同じ物を守ろうとしているのに、なんで俺たちはばらばらになってしまったんだろう。
なあ、白銀。
俺は俺のやり方で守り通す。…死んでも此処を通す訳にいかない。
タルトがシュメールを守ろうとしたように、俺がタルトを守ろう。
タルトが新しい世界を創ろうとしたように、俺はこの古い世界を壊そう。」
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