おまけ4


「……っ……は、優斗さん……っ、まじ気持ちいい」

最初は気遣ってたんだけどついつい夢中になって突いてしまう。
肌と肌がぶつかる音の合間に掠れてるけど甘い響きのある声がこぼれてるから、気持ちよくはなってくれてると思う。
前も先走りでてるし。
優斗さんのもの擦りながら腰動かしてってしてると優斗さんが後手に俺の腕に触れてきた。

「ん……、捺くん」

肩越しに振り返った優斗さんの誘うような眼差しが俺を捉える。
キスしよう、って喘ぎ混じりの言葉に頷く間もなく唇を塞ぐ。
もうほとんど立ちバックの状態で咥内貪り合いながら下から突き上げた。

「……ふ、……っ、ぁ……っ」

すっげぇ締まる後孔に吐射感がつのってく。
掻き混ぜるように腰動かして優斗さんの中を味わう。
しばらくするとそろそろイキそうなのか交わらせてた舌の動きが鈍くなってきた。
緩慢になってる優斗さんの舌を甘噛みして離れると、顔を赤くさせた優斗さんの頬に汗が伝った。
その汗を舐めとりながら強弱つけながら突き上げると小刻みに優斗さんの身体が震える。
ぐっと唇を噛んで眉を寄せてるけどそれは苦しいからじゃなくて気持ちいいからってのは一目瞭然だ。
優斗さんのイク顔早く見たくって前と後と、優斗さんが弱い部分を重点的に狙って攻める。

「っ……ン……っ……捺…くん……っ」

もうダメだって感じで俺を呼ぶ声。
腰掴んでラストスパートとガンガン突いたら後孔がいままでよりキツク苦しいくらい締まった。

「ッ……く……っ……!」

優斗さんの背中が大きくしなる。
あんまりにも締めつけられて俺も一気に限界になって抑えきれずに白濁を吐きだす。
無意識に優斗さんもって思って、前も弄ってやってほぼ同時に優斗さんのものも店の壁に向かって白濁を出した。

「……っあ」

むちゃくちゃ気持ちよくて一滴も残さないように優斗さんの奥に注ぎ込む。
ぎゅーって後から抱きしめながらお互い放出し終わるまで動けずにいた。
全部出して少しして優斗さんの中から息子を引き抜く。

「ごめん、優斗さん中出ししちゃった」

ゴム持ってなかったしつい出したけど、ごめん、ってもう一回謝って顔を覗き込む。
後でもイった分俺よりも余韻が強いのか潤んだ目を虚ろにさせた優斗さんは頷きながら手を伸ばして自分の後孔に触れた。

「……ほんとだ……さっきもいっぱいだったのに……またいっぱい出したね」

ふ、と笑う優斗さんの指がぽっかりと空いた後孔に注ぎ込まれたものを確かめるように少し挿って。
そのせいでだらりと白濁がこぼれて肌を伝った。

「……」
「後処理は帰ってからがいいよね」

指についた白濁を舐める優斗さん。
さっきの顔射のときといい今といい。
優斗さんってわざとなのか無意識なのかあおるようなことを一々してくるんだよな。
そんなの―――。

「っ、え?! な、捺くん」
「ごめん、優斗さん!! もう一回!!!」
「え―――ッ、あっ」

白濁のおかげでスムーズに一気に俺は息子をまた優斗さんの中に沈めた。
ぐちゅぐちゅと響く粘着質な音させてまた律動はじめて。
いつの間にか花火が上がり始め、遠くに上がるそれを見る余裕もなくヤって終わった花火大会だった。



「……優斗さん。大丈夫?」
「……うん。でももう少し休んでから帰っていい?」
「いいよ! なんなら俺おんぶしようか!?」
「いや、それは……」
「帰ったら風呂入って、俺が後処理してあげるね!」
「……いや、今日は自分で」
「頑張って全部掻き出すから!」
「……ありがとう」

微笑む優斗さんに笑い返しながら―――来年はゴムも念のために持ってこないといけねーなと考えたのだった。


【夏祭りおまけ☆おわり】


ただの801\(^o^)/

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