その4


とりあえず一旦、優斗さんから退いてローションとゴムを取りに行った。
なんだろう。
なんかすっげぇドキドキ緊張してる。
優斗さんと付き合う前は女の子と遊びまくってたし、もちろん経験はありありなんだけど。
男に挿れるのは初めてだし。

しかも優斗さんに―――!

イヤ待てよ?
優斗さんは酔ってる、ていうことは酒のせいでだよな。
そんなときにいいのかな。
悶々と考えながら優斗さんの傍に戻ってきた。
シャツの前は全開でズボンも前は開いて優斗さんの息子くんは元気な状態で。

「……」

なんかすっげぇエロイ、エロすぎる優斗さんの姿に理性がぶちぶち切れていく。

「……ゆ、ゆうとさん」

脚を割り開かせてその間に座って、上擦った声をかけた。

「……なに…?」
「い、いいの?」

訊くと、やっぱり優斗さんははにかむようにして小さく頷く。

「……」

う、うあああああ!
もう駄目だ。
やべぇ、鼻血でそう!!!
平常心平常心って頭ん中でひたすら念じながら優斗さんのズボンを脱がせていった。
そしてローションの蓋を開けて、ひんやりとしたジェルを指に落とす。
―――ごくん、ってやけに唾を飲み込む音が響いた気がした。
めちゃくちゃ心臓バクバクさせながら俺は濡れた指を優斗さんの後孔に触れさせた。
ゆっくりまわりをほぐすように撫でて優斗さんの様子を見ながら一本指を少しづつ侵入させていく。
すっげぇ狭いソコは指一本しか挿ってないのにぎゅうぎゅう締めつけてくる。
や、やばいやばい。
こんなん締めつけられたら、俺全然持たないかも。

「……平気?」

辛そうに眉を寄せてる優斗さん。

「……だいじょう……ぶ」

安心させるように笑うけど、でもやっぱ辛そうだ。
そりゃ俺も初めてのときはすっげぇ痛かったもんなぁ。
とりあえず前立腺と、こっちも弄って―――って、優斗さんの萎えかけてたものを掴むとゆっくり上下しはじめた。

「……ンッ」

指を馴染ませるようにナカをほぐして、奥へと進めていたら優斗さんの身体が微かに震えた。
指の先にこりこりとしたしこりを感じて、もしかしてってそこを擦ってみる。
優斗さんはすっげぇ甘くて艶っぽ過ぎる吐息を荒く吐き出した。

「……」
「……っ」
「……」
「……く……っ……は」
「……」
「……ん……っ」
「……」

や、やばい!
気づいたらソコばっかりを超高速で指ピストンさせて攻めてた。
だってだって!
優斗さんがエロいんだもん、色っぽいんだもん!!!
そりゃあいつもエッチのときはやたら色っぽいけど、なんだろう、今日は受け側だからか、なんかちょっと可愛いような気もして……。
ああ、やばい、まじで挿れたい。
でももっとほぐさなきゃだめだ!
痛い思いは絶対させたくないから、ローション追加しながら入念に後孔をほぐしていった。


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