その2


掠れた吐息が優斗さんの口からこぼれてる。
肌は熱くてもっと熱くさせるように吸いついては舐めてを繰り返した。
それにしても―――腹筋とか綺麗だよなー。
指でなぞると小さく身体が跳ねて俺の髪に優斗さんが触れてきた。

「……捺くん」

なに、って顔を上げる。
優斗さんは眉を寄せて俺を見つめてた。

「あんまり……焦らしたら……だめだよ……?」
「………」

やべぇ。
いま、鼻血出そうになった。
酒のせいかフェロモン垂れ流しの優斗さんにドキドキしながら下半身に触れてみる。
ズボンを押し上げるように硬くなったソコは窮屈そうでベルトを外して前を寛がせた。
そして優斗さんのものを取り出して―――ちらり優斗さんと目を合わせてからそれに舌を這わせた。
硬く脈打つ優斗さんの先端を舌でくすぐるようにしながら口に含んで軽く吸って咥え込んで舌絡めて。
滲みでてくる先走りを味わって、棹の部分は手でこすったりして。

「……ん……っ」

優斗さんの掠れた吐息がどんどん増していく。
フェラはしたことあるけどこんなに無抵抗っていうかされるままな優斗さんは珍しいから、俺は夢中になってしゃぶった。

「……ひもちいーい?」

咥えたまま気持ちいいか訊いてみる。
優斗さんは少し眉を寄せて頷く。
まだ少し理性が残ってるのか快感を耐えているようにも見えたから、たまには乱れまくってる優斗さんも見たいな……って思って、俺は優斗さんのものを喉奥まで咥え込んだ。
正直キツイけど頭を上下させて音を立てながらしゃぶる。
口の中で硬度を増していく優斗さんの。
先走りも量を増していってソレも身体も微かに痙攣してる。

「……ッ……く」

甘ったるくて熱っぽい優斗さんの声に煽られるように一層フェラを激しくして。

「………な……つく……ん……っ」

ぎゅっと髪にしがみつくように指を絡めてきた優斗さんがすこし腰を上げて―――優斗さんのがさらに膨張した。
そして喉奥に熱い飛沫が吐き出された。

「……ン」

浅く咥えたまま溜まった白濁を飲みほして、欲を放ったばっかりなのに硬いままの優斗さんのを綺麗にするように舌を絡めていく。
そのまま優斗さんを見たら上気した顔と潤みきった目で俺を見つめてた。
唇から漏れてる荒い呼吸さえも色っぽくて、俺の下半身はもう限界寸前。
あー……ヤバイ。

――――挿れたい……かも。

どうしようか、とこれからのことを考えながらとりあえず自分のを取り出して優斗さんのとまとめて手で扱き始めた。




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