ところてん、はじめました。I


ぴりぴりと息子を触られるのとはまた違う、でも確かな快感。
優斗さんの指は小さく勃ちあがってた俺の胸の突起を摘んでぐりぐりと刺激を送ってくる。

「っあ、ん、っ」

頭の中が真っ白になってくる。
ズンズンと揺さぶられてどんどんクル感覚。

「……っは、も……っ」

イク―――って、身体が跳ねた。
目の前スパークして頭がマジで真っ白になる。
気持ちいい、なんてもんじゃなくて、まじでなんにも考えられないくらい頭の中がすっげー真っ白。
震える身体になんか生暖かいものが落ちてくるのと、そして優斗さんの呻きとともに後孔で優斗さんのが脈打つのを感じた。
浅い呼吸繰り返しながら長い絶頂感にぼうっとする。

「……できたね?」

腹のあたりを滑る指にぼんやりとしたまま視線を向けた。
優斗さんの指、俺の肌にある少量の白濁。

「……え」

まさか、これは……おちんぽミルク!?
えっ、でも。

「なんで……?」

出てる?
射精した?
なんで?

「トコロテン、したんだよ」
「ところ……て……ん」

食い物?、疑問に思いながら、あっ!て気づく。
もしかしてトコロテンって!

「……マジで?」

優斗さんがぺろりと指なめて頷く。
や、やばー……顔が一気に熱くなる。
だって後ろだけでイってそれで射精したってことだろ?
しかも思い返したら乳首ちゃん弄られて最後イったような……。
ぎゃーーー!
恥ずかしい!! めちゃくちゃ気持ちよかったけど恥ずかしい!
思いっきり目を泳がせてたら優斗さんがティッシュで俺の腹を拭いてくれて後始末して、俺の隣に横になると腕の中に引き寄せた。

「可愛かったよ?」
「……」

くすくす笑いながら優斗さんが俺の頬を撫でる。
ちょっとまだ恥ずかしいけど、無茶苦茶気持ちよかったからまっいいか!

「優斗さんはかっこよかったよ?」

すっげー気持ち良くしてくたし、やっぱり大人テクに間違いないな!
うんうん内心頷いて、優斗さんに抱きついた。
伝わる体温と、満足感と吐精して疲れたのとですぐに眠くなってくる。
あくびが出ると優斗さんがおやすみって頭撫でてくれて、俺は本当に今夜優斗さんに会えてよかったーと思いつつあっという間に眠りについたのだった。

あーーー気持ちよかった!


***


俺の腕の中で安らかな寝息をたてている捺くんの寝顔をじっと眺める。
今日は会わない予定だった分、こうして俺のそばにいるのが嬉しかった。
会えないだろうけどもしかしたら……いやでもないだろうな、と思ってドライブがてらに向かった捺くんの家の近くのコンビニ。
行ってよかったな、と頬が緩む。
俺も睡魔を感じつつ……今日の捺くんはいつも以上にエロかったな……と散々煽られたその言動を思い出す。
思い出すだけで発散したはずの熱がまたよみがえりそうになって、慌てて閉じられたまぶたにそっと唇を寄せ俺も目を閉じたのだった。

おやすみ、捺くん。


【ところてん、はじめました。おわり】

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