ところてん、はじめました。H


思えばここまで来る道のりは長く遠かったな。
あのゲイビのせいで俺のおちんぽミルク品切れの危機まで訪れたのに身体の疼きはとれず。
でもだ!
運は俺の味方だったってことだ!
夜のコンビニに行った俺グッジョブ!!

―――って、

「いっ、ぁ」

気持ち良くて気持ち良くて貪るようにキスしながら律動に揺さぶられて、一瞬走馬灯っての?あんな感じで俺コンビニ行って優斗さんに会えてよかったなー……なんてことが脳裏をよぎった。

「んっ、ふ……、は……」

過った瞬間舌甘噛みされて酸欠しそうなほど続いてたキスが途切れる。
ぐ、っと背中に手が回って抱き起こされる。
対面座位―――も、好き。
やっぱこう体重のかかり方が変わってもっと深く挿入されて苦しいけどきもちいーし。
俺も優斗さんの首へと手をまわして下から突き上げられるリズムに合わせて腰を揺らす。
あーもう本当気持ち良くてヤベエ。
今日絶対早くイク。
もっともっとって感じで優斗さんに抱きついて何回もキスして、そしてまた押し倒されて片脚持ち上げられて突かれまくってって。
後孔から全身に蔓延する快感の波が激しくなってきて身体が小刻みに震えた。
俺の息子はまだ触られてないままで、でも硬く勃ちあがって先走りダラダラ状態。

「っ、ん、優斗さんっ、きもちいい」
「……っ」
「ひゃっ、ぁ」

なんか優斗さんのモノが俺のナカで膨張すんのがわかった。
それ感じて限界に近い身体がさらに疼く。

「ゆーとさ、んっ……こっちも」

弄って?っておねだりする。
もういいだろ! もうマジでやばい。
後ろだけじゃなくって前も、俺の息子もよろしくやってくださいお願いします!
って優斗さんの腕を掴んだ。
なんだけど。

「……っ、ん、……な、んで?」

腰を打ちつけ続ける優斗さんは俺のに触ってくれない。
え、なんでなんでっ。
あとちょっとなのに、って俺は涙目で見つめながら刺激が欲しくて自分のに手を伸ばした。
でも―――触れる前に優斗さんの手が俺の両手掴んでシーツに縫い止める。

「なんでっ……優斗さん……っあ、っ、前っ」

何回か擦ってくれたらイっちゃうって!
ちょっとだけでいーんだよ!

「……ごめんね」

ぽたっと優斗さんの額から伝った汗が俺に落ちてくる。
優斗さんの声は優しいけど眼差しは色気ありすぎ妖しすぎで雄を強く感じさせるもので。

「今日は捺くんものすごく……感じてるし……イケそうだよね」

にこり、と微笑みかけられて、ぐんっと突きあげられて、意味分からないまま頭が真っ白になる。
ラストスパートなのか激しさを増す律動に俺は前への刺激を得られないままに追い上げられる。

「っ、ぁん、っ……あ」
「……かわいそうだからこっちは触ってあげるよ」

こっちって、と思った瞬間、右手を押えていた優斗さんの手が離れてそして身体に刺激が走った。

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