ポッキーだよ!その2


【Astray 葛城先生×遥の場合】


「……先生。ポッキーゲームってしってますか?」
「……何?」
「……えっと、あの……今日ポッキーの日なんだそうです。それで……みんなポッキーゲームをするんだそうです」
「……(誰に吹きこまれたのか…。どう考えても嘘だろ)」
「……っ、あの、……いいです」
「しないのか?」
「えっ」
「ほら」
「……っ」
「……」
「……」
「……お前早すぎるだろ折るの」
「っ、す、すみませんっ」
「せめてこれくらいの距離まで――」
「っ、んっ(キ、キスっ…)」


***


【Honey sweet 和己×啓】


「和己。今日ポッキーの日って知ってる? ポッキーゲームしないか?」
「……」
「な、なんだよ。んな子供っぽいことしないっていいたいのかよ」
「違う」
「じゃあなにって、おいっ、なに急に押し倒すんだよ!」
「あ? ポッキーゲームしたいってことはキスしてほしいっていってんだろ。ってことはセックスするぞってことだろ」
「……はぁ!? ふざけんな、和己。今日月曜っ―――んー!!」


***


【ロデオでフラグ!】


「……ちさっちゃん。なにしてんの?」
「和佐、お前知らないのか? 今日はポッキーの日だぞ」
「そんなことは知ってるよ。ちさっちゃんは鏡の前でひとりでポッキーくわえてなにしてるのかなって思ったんだよ」
「ポッキーの日ってことはポッキーゲームをする日だろ? だから渚とポッキーゲームをすることになったときに、いかに自然に、いかにギリギリまでいけるか。そして……も、もしかしたら……っ、もしもの場合もあるわけだからな。だ、だからポーカーフェイスの練習をしてなきゃいけないだろ」
「ふーん。そっかぁ、がんばってね〜(本当ちさっちゃんてバカだなぁ☆)」

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