お返しにご注意!I


ずくずくと疼く半身をどうしようかと考えながら、白濁をティッシュで拭いとっていると不意にまた半身に刺激が走る。
ぬるり、と先端に触れてきた生温さに視線を向けると、ついさっきまで俺を見下ろしていた智紀が俺のものに舌を這わせていた。

「……っ、智紀……っ」

吐精寸前だった俺の半身ははちきれそうなくらいに膨張している。
だけど吐き出せないように智紀に拘束されている。
なのにそのままの状態で口淫。
根元をしめつけられて尿道を舌先でくすぐられて、苦痛と快感が混じり合う。

「離せ……って」

片手をついて身体を起こし、空いてる手で智紀の肩をつかむ。
先端を口に含んだ智紀がちらり俺を見上げ口角を上げる。
赤い舌が見せつけるように濡れた半身を舐め、理性が揺らぐのを感じた。
歯を食いしばるけれど、実際もう限界だ。
ギリギリまで追い詰められた半身を解放させたくてたまらない。

「とも……、ッ」

もう一度名を呼ぼうとして、ぐっと片方の太腿が掴まれた。
大きく広げられバランスを崩して後に肘をつく。
ふ、と笑う目とあい、次の瞬間戒めがとかれた。
きつくにぎりしめられていたのが緩くなり、一気に咥内に含まれる。

「ちょ、っ……ンっ、あ」

唇を噛み締めても声が出てしまう。
温かい咥内に包みこまれ、吸い上げられて、指で擦りあげられて、目が眩む。

「離せ……っ、出るからっ」

我慢なんか出来るはずがない。
吐精寸前だった俺のものは脈動し、欲を吐きだそうとしている。
だけど智紀は咥内から出す様子もなくひたすらに舌を絡め吸いついてと刺激を送ってくる。
耐えるために、どこかにしがみつきたかったけどソファにそんな場所なんかなく、拳を握りしめた。

「……ッ、も、ほんと……っ」

ぴちゃぴちゃと舐める音と自分の呼吸が耳にうるさい。
食い止めることなんてできない吐精感。
こみあげてくるそれに目をきつく閉じ―――。

「……っあ、っ!!」

あっという間に俺は智紀の口内に白濁を放っていた。


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