ksxx5

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lover's quarrel




「…で?まさかホントに別れるとか思ってねーよなあ」
「‥‥‥」
「ルイ?」
そんな風に呼んだって知らねーかんなっ
「‥‥‥」
「…弁解しとくが、俺にはお前しかいねぇ。あれは―‥くっそ、言いたくねぇな。あれは、……‥‥‥」
ヒル魔は糞っ!と吐き捨ててから話し出した。
なんでも、たまたま株の取引をするのにアメリカに行ったヒル魔が、カジノでクリフォードに会って…
まあ向こうはペンタゴンの花形だし…目立っちまったらしい。そりゃ、ヒル魔もいたらなあ…目立つだろー
で、軽く飲んで、―たら?
「何とかってやつが写真撮らせてくれってうるせーから撮った」
「…は?」
「なんかそいつの写真集があんだとよ。で、それのポラ。アイツと絡んでるやつもあるぜ」
金も結構弾んだしな、と言って笑うヒル魔。
「で…何でうちにあんの」
「映りとか確認しろってよ、いいっつーの。なあ」
「……へー…」
「来月その写真集が出来るらしーから確かめてみろよ」
「……………」
「…ルイ?」
「…それでオンナノコと絡めんだヒル魔って。キスも。」
「…悪ぃって。でもお前とじゃねーとキモチヨくねーしヤりてぇとも思わねぇよ?」
「………」
「…お前がイイに決まってっだろ?ルイ…」
じっと見つめられると居たたまれねぇ…。
「………っ、…………次やったら…ブッ殺す…」
「分かったよ」
「……………」
「……ごめんな」
「…………」
ゔ…。ずりぃよ…もっと言いてぇことあったのに…
「……ルイ、」
「………な‥、に…」
「好きだ。愛してる。」
「………っ…、バカヤロウ」
「…お前が……いや、何でもねぇ」
「…んだよ、気になんだろ」
「………。賊学の奴等に嫉妬死しそうだわ」
「…え…?」
「お前も…あんま隙見せてんじゃねーぞ」
ヒル魔は糞、と呟くと顔を背けた。でも尖ったエルフ耳の先が朱くなってて。
「……カッ、俺だって死ぬ程妬いたんだからな…」
言うとヒル魔がこっちを向いて。
「………」
「…っ、」
甘く、激しいキスをくれた。
「んン……っ、」
「―ヤりてぇんだけど。」
「…ッ」
耳元で言われるついでに甘噛みされて疼いた。
「ルイ…、」
「……抱いて…ヒル魔…」
言えばチュッと首筋から唇を離して、手を絡ませる。
「…ん、ッ」
口ン中を犯されると、早く弄って欲しくてもどかしい。腰を押し付けるようにすると微かに笑われた。
ヒル魔の手際の良い指がジッパーを下ろし始める。
「…っ、」
先っぽを少し弄ってから口に含む。熱い粘膜にいつも以上に感じちまって。
「ァあ…ッ、ん!」
まさに三擦り半。呆気なくイッちまって。
ヒル魔が笑ってた。
「んなに待ちきれなかったのかよ?」
言いながら指に唾液を絡めて。
「…ッ、うるせ…」
ゆっくり指先が挿れられる。
「…だいたいなあ。お前が“もっと”ってねだってくんだぜ?覚えてねぇの」
「…っ、はァ?」
「ま…トんじまってるか」
うそだろ?
「ホント。まあ俺は気にしてねーから。“体目当て”とか“セックスばっかり”とか、な」
気にしまくってんじゃねーか…。
「エロい面で誘われてんのに拒めるわけねーだろ」
「………、も…わかったから…っ。」
「…なに」
「ッ、わかってっだろ…!」
まどろっこしいことしやがって…。早く、ちゃんと、掻き回せよ…!
ゆるゆると抜き差しを繰り返しているヒル魔の指。早くヤられたくてたまんねぇ。
「…ルイ、」
甘ったるく言われると弱ぇんだ。くそ、わかってやるからやだ。
「‥‥っ…ゆび…ちゃんと…ッ、あッ、あァ…ん!」
「なに?」
「〜〜〜っ、」
一瞬掻き回して、奥を掠めていった。
「も。いれろよ…、」
早くヤって。お前ので無茶苦茶にされてぇ。
「…俺の好きな体位分かるよな?」
「………」
一番奥まで挿入る、ヒル魔の動きやすい、寝バック。しかも、俺が自分で体を支えなきゃなんねー上、ちゃんと開いてねーと挿れてくんねぇし。
「……やだ…、」
「自分で足持ってんなら正常位でもいーぜ?」
どうする、ってニヤニヤ聞いてくる。答えなんか決まってんだろ…!
正常位は奥まで来ねーんだよっ
もどかしくて、焦れったくて、死んじまう。
「………ケケケ、」
体を起こすと一部始終を見てたヒル魔が口角を上げてほくそ笑んだ。
上半身を肩で支えて、手を後ろに回す。
「ひるまぁ…」
自分の、想像以上の甘ったるい声に恥ずかしくなる。
「ん、」
軽くローションを塗り付けたヒル魔のチンポが宛がわれる。ヒクついてる気がして、羞恥で死にそう。
ゆっくりと、ヒル魔が腰を進めながら体重をかけてくる。
「…んン…っ」
「…っ、エロいなあ…」
ヒル魔が背筋を撫でるからビクッとした。
「―ッ」
「締まったな」
「も…、はや…うご・けっ…」
ずっと、こんな、生殺しみてーな…。我慢出来なくて、早くヤって欲しくて、ねだった。
「―ほらな」
ベッドが軋むくらい、激しく動かれて、トんだ。そっから全然覚えてねぇの、俺。
気持ち良すぎてもういっかいだけっつったのは何となく。
「……すっげぇかわいー声で啼くよな、お前」
「―は!?」
「たまんねぇ、」
「………」
身動ぎしたらまだ挿入ったままのヒル魔を感じて。
「…っ。」
「…………。」
「…ァ、ん」
ヒル魔が突き上げてくるから、慌てて声を抑えた。
「…てめ、ッ」
「んだよ」
「はや・く…ッ、ぬけ、よっ…」
「お前が離さねぇんじゃねぇか…。締まってきたぜ、」ゆっくり動かれて声が出そうになる。必死で噛み殺していると本気で突いてきた。
「あッ、あ!あァ!!」
やだ…もう―。


Fin.

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