ksxx5

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悪戯かイタズラか

蛭魔の家は18階立てマンションの最上階。
エレベーターのドアが閉まった瞬間から吸い付くようなキス。
歯列をこじ開けられて舌を絡め取られる。
「……っン、ふ」
どうしようもなくなって蛭魔に躯をすり付けたら舌を抜かれた。
二人を繋ぐ銀色が厭らしい。

「呆けてんな、行くぞ」
気付けば既に階に着いていて。
ケケケ、と笑われながら後に続く。
部屋に入ってからは、もう散々だった。
さっきのキスで1週間ぶりだった俺の躯は面白いぐらい敏感になっていて。
けど蛭魔は触ってくれなくて。
俺はちょっとのことでも跳ね上がるのに。大きめのソファに座って俺が淹れたコーヒーを飲む。
「風呂どーする?」
もう我慢できねぇ。
でも自分から誘うなんて、できるわけない。
「先、いいか?」
こうなったら一人で抜いてしまえ。
「…一緒に入ってやろうか?」
「カ!?」
「Trick or treat!」
「カ?」
「ケケケ…菓子ねぇよな?」
「ねぇ、けど…」
「だったらイタズラ決定だ!」
「ちょ、待てって」
「待たねぇ。お前だって本当は欲しいくせに」
そう言って蛭魔は服の上から俺自身に触れてきた。
「…ッ!」
危うくイきそうになって唇を噛み締めた。
「…風呂、行くよな?」
甘く囁かれたら拒否なんて、できない。

立っているのもやっとな俺を器用に脱がせる蛭魔。
一つ一つの動作が酷くゆっくりで余計に焦らされる。
「……っァ」
気付いたら全て脱がされていた。
「ルイ」
呼ばれて目線を下に移すと既に俺自身は先走りを流していて。
目の当たりにして一気に羞恥が込み上げる。
けれど蛭魔は気にする様子もなく扱き出した―
「……っアァァッ!」
流石の蛭魔もまさかこんな早くにイくとは思ってなかったのか、一瞬手が止まる。
「…そんなに辛かったか?」
けれどすぐにいつもの悪魔顔に戻って俺を洗い場に行くように促す。
そのとき―
ドクンッ
一気に下半身に熱が集中して熱くなった。
「ン、は…ぁつ…ぃ」
呂律もよく回んねぇ気がする。
息がしにくい…
なんだ?
もう立ってらんねぇ。
俺は風呂場に座り込んだ。

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