ksxx5

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fuckin'xxx



「…太った?」
「うるせぇ」
「のわりには胸デカくなってねぇな」
「………」
「しかもなんか熱っぽくねーかお前」
「あ?」
「……………。まさかとは思うが、お前孕んだんじゃねーの」
「‥‥‥‥‥‥は…?」
なんでそー思う?
「前の生理いつだった」
「え。」
そういえばまだきてねーかも。もうすぐ1ヶ月が経つ。けど。
「決まりだな。診るから脱げよ」
「………まじで。」
妊娠?してんの?
「だから診るんだろ。早くしろ」
「………お医者さんごっこみてェ」
「ごっこじゃねえ」
早く寝ろ、言われて診察台に横になる。
「…あんま、じろじろ見ンな」
「……ヤりてぇなあ。」
「は!?ちょ、ッ」
「…なんてな。ケケッ」
「…ばか野郎。」




























「へー。ヤるこたヤッてんだ、ヒル魔と」
「あー‥うー‥‥。」
そんなんじゃねぇ。けど。
「逆算したらだいたいいつか分かるっしょ。心当たりは?」
「………。ある、かも。けど。」
ゴムつけねーでやったのはこないだ。
ちょっとふざけて、でも本気で、子作りしてぇなって。俺が欲しいって言ったのもあるんだけど、さ。
「いつ?」
「妖一の誕生日…「おい、べらべら喋ってんじゃねーよ」
「あ、」
「帰るぞ」
「えっ」
今日当直って言ってなかったけ。
「ルイスに夜勤代わらせたから一緒に帰っぞ」
あ、そうなの。
「その前に産婦人科な」
「…あ、うん…。」































「おめでとうございます。」
「え…」
「6週目です。」
まじで。
「ご主人‥ヒル魔先生、」
「ンだよ」
「あんまり無理させないでくださいねー」
「………おー」
「何その間。」
妖一…、とは一応職場恋愛→職場結婚。
医局一冷たい(と言われてた)妖一にオペ中ちょっと優しくされちゃったりして、声かけてもらったりして、気付けば目で追ってた。覚えてねーだろなあ。
好きって自覚した頃には既に抜け出せなくなってて。最初は喧嘩ばっかしてたけど妖一が学会で病院からいなくなると寂しくて。ドジって婦長に怒られた。
「…まだ起きてんのか、」
「起こしちまった?」
「ゃ…、」
「寝てていいよ。」
昨日は長時間のオペが立て続けにあったみたいだし。
「ん…」
看護師と医者の合同コンパという名の飲み会をなんとかセッティングしてもらって。銀の話だと妖一は来ないつもりっつってたからなんとか引っ張って来てもらって。
あれからもうすぐ3年。妖一と一緒に暮らし始めて1年。今、俺のお腹には赤ちゃんがいるんだって。

































「……………」
「‥‥ルイ…」
「………」
「起きろよ…犯すぞ」
「え、赤ちゃんいんのに…」
「起きねーのが悪ぃ。もう昼だぞ」
「いーじゃん。久々の休みだし‥」
二人揃ってってあんまねーしさ。
「………お前ガキのことばっかで俺のこと構わねぇってことはねーよな?」
「……うん」
「あ゙?」
「ねぇって‥っちょ、どこ触って…ン。」
「あー‥朝勃ち。抜いて」
チュっと口付けを落とされて。
「……っ…」
「ガキ産まれちまったらあんまヤれねーし。今のうち、」
ピ-ンポ―ン
「………」
「…ほら、誰か来た。出て‥」
「てめ、ッ」
ピ-ンポ―ン
「ほら早く」
「糞っ!」
妖一はチッ、と舌打ちしてベッドから降りて黒の上下を着る。その間もインターホンは鳴ってて。
誰だろ?
「ルーちゃん!」
あ、まじで?やっべ、裸だし。なんか着ねぇと…
「ルーちゃんは!?子供できたって!!?」
「お久しぶりですお義母さん。今ルイ呼んで来ます」
妖一が丁寧に、ゆっくり聞こえるように喋ってる。
「妖一さんお久しぶり。お兄ちゃんも来たがってたんだけど選挙が近いから私だけ来たの」
もーそんな時期かー
「!!ルーちゃん!そんな薄着で…もっと着て来なさい」
あー‥
「分かったのが夜分遅くだったので明けてから電話で報告するつもりだったんですが…すみません。来てもらって」
「一美ちゃんが銀くんから聞いたって。居てもたってもいられなかったわよ!」
「ママ…」
「“おばあちゃん”よ」
「………」
「初孫はメグちゃんとどっちが先になるか楽しみだったけどルーちゃんの方が早かったわねー」
こればっかりはなあー
ま、どーせメグと兄貴ンとこもすぐだろ。

Fin.

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