ksxx5

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虚偽



「…なんだ、処女じゃねーのか」
ぱた、と愛撫の手を止めるヒル魔。
なんで?なんで分かった?
いつだったか、ハジメテの奴を無理矢理犯すのが好きだって言ってたから必死で演じてたのに。
「お前さーもっと抵抗しろよ。楽しめねーじゃねぇか。それともヤられたかったのか?俺のこと大好きだもんなあ、お前」
「………、っ」
なんで。
「俺が気付かねぇわけねーだろ?」
唇をペロッと舐められて。ついでみてーに歯列を割って舌が入ってくる。
「ん、っ…ン‥」
ふわっと鼻孔を擽る香りにも感じた。





























泥門に着いたら丁度ヒル魔が筋トレ終わりにシャワーを浴びるとこだった。
細い体についた筋肉。腹筋が綺麗に割れてて。
「―……‥‥‥」
すげえ綺麗な体。あの体に抱かれたい。
「…お前、」
「な、っに!!?」
あんまり急だったから声が裏返った。ちくしょう、心臓バクバク言ってんぞ。
「……………ヤる?」
「ヵ!?」
ぐいっと引き寄せられて。
ちゅっと唇が触れ合いそうなぐれぇ近づく。
「なんてな、」
「〜〜〜〜〜っ!」
ふっと息をかけてケケケッ、とお決まりの台詞を吐いてヒル魔はシャワールームに消えた。
「…くそ………」






















「んッ、…ぁ・っ…」
すげ、どろどろ。
ヒル魔を送ってからソッコーで帰宅。風呂場に駆け込んだ。
シャワーを浴びる前のヒル魔の汗と泥臭さに血が集まった下半身はちょっと擦り上げただけでカウパーを溢れさせた。
「ぁっ、ンん!」
シャワーを出しっぱにして扱く速さを速めると、白濁がお湯に混じって排水口に流れていった。
「ん…っ」
最後まで出し切って、シャワーを止める。
「………」
足りない、と思う。正面の鏡の中には欲に濡れた自分が映った。
分かってるよ…、折角最近ヤッてなかったのになあ。1週間もってねぇかも。
奥の棚からローションを取り出し、手に取り塗り付ける。久々の感触にヒクついた。指を突っ込むと前が反応する。
「あ、アっ‥ん…っ!」
ついゆっくり、なんてことは忘れて“いつも通り”三本で掻き回す。
「―あッ!!あ、っ…ンんッ…!」
二回目の射精の後、バイブを持って来ようかと思ったけどやめた。折角我慢してたっつーのに意味ねぇ。
でも一人エッチは好きだからもう一回だけ、した。



























「葉柱さん〜たまには俺らとも遊んでくださいよー」
あーチンポ喰いてー
今日は久々に喰おーと思って、携帯を見ながらどいつにしようか悩んでいたら声をかけられた。
流石にたまってっからヤりてーんだけど。最近じゃバイブなんかだと物足りなくなってきちまって。我慢して思い切りイキてぇな。だから昨日も一昨日もオナってねぇのに。
「久々に流しませんか!?」
「………」
まあ…、いいか。ブッ飛ばしてイキそーになんのも。
マワされんのは趣味じゃねーから舎弟とはヤッたことねぇけど、たまに美味そうな奴がいると口止めしてヤッちまおーかと思う。
この1年もなかなかいーもん持ってそう。
RRRRRR…
なんて思ってたら携帯が鳴った。劈くようにけたたましい着信が部室に響く。なるべく瞬時に通話ボタンを押す。
「もしもし…」
『泥門10分』
「無理だっつってっだろ!!?」
『前回は12分58秒。着実に縮まってるぜ』
「…カッ!」
『既に10秒経過〜』
ケケケッと楽しそうに言って。それでも俺が行かなくなる理由にはならねぇ。
『…ぐちぐち言ってねぇで早く来い、糞奴隷』
「カッ、」
ゾクッとキたじゃねぇか。今の声は反則だ。ヒル魔はイラっときただけかもしんねぇが俺には十分すぎる爆弾だ。
「行きゃぁいんだろっ」
上擦りそうになる声を抑えて、通話終了のボタンを押す。白ランを羽織って髪を掻き上げキーを探す。
「流しに行くのはまた今度な」
今日はやっぱりヤるしかねぇな。あいつのせいで今からでもヤリてぇよ。



























部室のドアを開ければ、シャツを羽織ったヒル魔。今日はシャワー後に到着、かあ…。
「―13分30秒。のろのろしてっからだぞ糞カメレオン」
「カッ!だいたい無理なんだよ、10分なんて。15分以内で十分早ぇだろが」
「前回より遅ぇのはいただけねぇなあ」
「来たんだからいーだろっ」
時計を見ながらベルトをして第2ボタンまでをとめる。最後にブレザーを羽織っちまえば洗い晒した髪が僅かにヘタった程度で、何ら変わりはなく。
「…お前、何か勘違いしてねぇ?お前に拒否権はねぇんだぜ。来んのは当然だろが。それが嫌なら体でもなんでもで500万払うんだな」
「体でも…?」
「あ゙?」
「………なんでもねぇよ」
「…なあ。買ってやろうか」
ゴヒャクマンで。
ゾッとする程の低音が耳の奥で纏わりつく。
それを欲したのは誰よりも俺だったのに、いざそのときになると不安を覚えた。拒否したいのに強引に連れて行かれたかった。
矛盾しつつも、俺の頭は嫌に冷静で。
「…馬鹿じゃねぇの」
「ケッ、つまんねー」
今は、まだ。このままでいい…。


























「あッ!あ!もッ‥と、アァっ…!」
我慢出来なかった。家に帰るのさえもどかしくて。こんなとき、目立ちすぎる白ランが疎ましい。
これでもかってぐらいトばして法定速度なんかガン無視。久々にサツに追いかけられながら部屋に着いたときにはパンツに染みができてた。
あんだけトばすとイってるみてーな気になんだよ。
軽くシャワーを浴びて、タオルで拭きながら電話した。勿論思い切り犯してくれるよーな奴。
「ンっ…」
立ち上がると太股にどろりと伝った。
「…バックで」
ケツを突き出すようにして誘うと、指が周りを撫でる。
「…んなこと、」
いいから。チンポでやって。
「すごい締まってんね」
「久々っ、だから…」
「へぇ…だからかな、すぐイっちゃう」
「ぁンっ!」
ぐりっと抉るように挿れられて、全部で擦られる。
「あ、あっ・アァあっ!!!」




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