ksxx5

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嫉妬心



何気なく通った道沿いの茶店にヒル魔、と阿含。
ヒル魔から今日は迎えに来なくていいと言われている。
…穏やかな空気のヒル魔と阿含は楽しげで、こちらに気付く様子もなく。


「あ…、」


二人がキスできるぐらいに顔を近付けて。ヒル魔の手が阿含の髪を触って、笑ってる。
誰も邪魔できないような雰囲気。


「…っ、」


前から二人には嫉妬してた。ヒル魔と阿含は仲が良すぎて不安になる。
一時は体の関係もあったっぽいし…。


「―――葉柱さん?」






































次の日、いつも通り呼び出されて泥門まで迎えに行く。


「‥‥‥なぁなぁヒル魔ー」
「なんだよ」
「きのー何してたー?」


なるべく馬鹿っぽく、なんでもないよーに自然に。


「………ケケケ。浮気?」
「…ッ」


まじで。
ヤバいなんか涙腺弛い。


「ルイルイは俺が糞ドレッドに盗られそうだから泣いてんのかあ?」
「泣いてねぇっ!」
「泣き顔も好きだけどな。あんま外で啼くなよ?」
「…!!」
「赤メレオーン」
「〜〜〜〜〜カッ。もう終わったんだろっ!」
「まだ来週の予定組んでねぇ」
「家で、ッ…」
「あ、今日は寄るとこあっから家には帰らねーぞ」
「え?」


そーなの、ってか帰らないって?


「お前も来るか?」
「何?」
「飲み会?みてーなもんかな、俺はちょっと違ぇけど」
「へー」
「俺の用事が終わるまで適当に遊んでろよ」
「いーのかよ?」
「声掛けられてもついてかなきゃ、いーぜ」
「じゃあ行く、」
「それが終わったらイイコトしよーな」
「‥‥‥カッ…」


久しぶり。最近ずっとシてねーどころか家にも行ってねぇし。
はっきり言って溜まってる、絶対言わねーけど。でもバレてんだろーな。


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