ksxx5

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にかいめ

「…またかよ」


迎えに来させた葉柱が部室のドアを開けて呟く。


「パソコン終わってから呼べっつってんだろ」


んなことしてたらいつになるか分かんねー。


「…カッ!」
「ごめんね、葉柱君」
「いや、」


いつものことなんで、とパイプ椅子に座る。


「……………」


まだ作業は終わってねーから気配だけで見渡す。
葉柱はいつも通り糞マネから紅茶と茶菓子を貰って三兄弟といる。
まあ、落ち着くんだろーな。
たまにマネや栗田といるが大概こいつらンとこ。
けどな。あんま可愛い顔見せてんじゃねーぞ、糞。
性能の良い耳が会話を拾っていらいらする。


「…なんでいつもこっち来んの」
「だめか?」
「いやいいけど…ヒル魔さんとこにいた方がいいんじゃねーの?」
「だってあいつ忙しそうだし…邪魔しちゃ悪ぃじゃねーか」


いいって。
別に邪魔じゃねーし来いよ。


「それに…、なんか緊張するんだよな」


は?

「お前らは落ち着く」


なんだよ緊張するって。
俺よりそいつらといる方がいいってのかよ…?


































今、部室には俺と葉柱だけ。
ついさっきまでいたマネも帰って二人きり。
葉柱は三兄弟たちが帰ってからはマネと少し話していたが、それからは雑誌を読んでいた。
ときどきこっちをチラチラ伺うように見てる。
俺が気付かねーわけねーじゃねぇか。
バレバレ。
作業も一段落したし、構ってやっか。


「…葉柱」


今ビクッてした。


「…なんだよ」


パソコンを閉じて指だけで呼んでやる。


「なぁ、俺といるとき緊張すんの?」
「カッ!?え、は?」
「なんでだよ」
「え、」


立っている葉柱の腕を取ってカジノテーブルに乗せる。


「なぁ...」


上に乗りつつ、髪を鋤かしてデコにキスした。


「俺と付き合うの嫌だった?」
「…そんなことねぇよ」
「ならなんで三兄弟といる方が落ち着くんだよ」
「………ヒル魔といると…、ドキドキすっから…」


うっわ、やっべ可愛い。


「………んだよ…糞」
「しゃー、ねーじゃん…まだ慣れてねーんだよっ」
「…ばかじゃねぇの、」
「!なん…っ」


起き上がろうと上体を起こし上げたのを押さえてキスした。


「っんン…、ッ」


だんだん深く絡ませながらシャツの下から手を入れる。


「ンふ…っ、」


脇腹を擦って見つけた突起を転がす。


「あ…ッ!」


口を離したのと同時に声が漏れた。


「まだ1回しかシてねーのに敏感だな」
「ん、ン…っちょ、待てッて…」


シャツを捲って突起を口に含む。
時折、舌先で弾きながら吸って。


「ぁ…、ひるま…ッんぅ」


反対は手で。
立ってっから摘まみやすい。


「ち、ょ…本気で…。ッ」


当たり前だろ。
カチャカチャベルトを外していると、葉柱の手が背中に回った。


「ヒ、ル、魔っ」
「なんだよ」


手は休めずジッパーを下ろす。


「…鍵…」


見ると閉まってねぇ。
そりゃそうか。
マネが出てったのが最後だし。


「誰も来ねぇよ」


…たぶん。


「それよりコッチ、な」
「…ッ!」


葉柱のは軽く勃ってて。
咥えるとカウパーが出た。


「ぁ、やッ…ん」


これが賊学ヘッドか、っつーぐらい可愛い声出すよな。


「んッ、ふ…っあ!」
「1回出しとくか?」


辛いかなと思って聞けば首を横に振った。
カウパーすげぇけど俺もキチィから葉柱をカジノテーブルの上で反転させる。
葉柱のパンツとズボンを脱がせて鞄から取り出したジェルを塗り込む。


「ヒルま…ぁ、ッ」


たっぷり孔に塗り込んでから人差し指をゆっくり挿入。


「ケケ…、アチィ」


何なんだよ、やらしすぎだろお前。
まだキチィけどねっとり締め付けてくっし。


「あっ、あっ、ゃ…ぁ、」


抜き差しを繰り返しながら進めばやらしい水音が響く。


「んッ…ひるまぁ、」


いいから…、って小さな声で催促。
顔は真っ赤で恥ずかしがってんのがいい。
だから。


「まだ解してねーよ?」


言って二本目。


「ァん…っ!」


焦れったい程ゆっくり進めて。


「あ…は‥、ッ」


葉柱の丸っこい指先がカジノテーブルに立てられる。


「ャだ…っ、も‥」


二本の指をナカで開いてゆっくり掻き回す。


「ァ、んンっ…!ふ…ッ」


抜き差しを繰り返しながら片手でベルトのバックル、ジッパーを下ろす。
ゴムどこやったっけな。


「アッッ―!!!」


ビクン、と葉柱がハネた。
たぶん前立腺に指がかすった。
まだ触るつもりなかったのに、糞。


「ひる、ッ・ンん…」


漸く見つかったゴムを内ポケから取り出し、口で噛み切る。
自身を軽く扱いてゴムを付ける。
やべぇ、全然余裕ねぇ。
指を引き抜いて自身を宛がう。
ゆっくりと体重をかけてバックから。


「あ、ぁ、ふ…っあ」


葉柱のナカは、アツくて狭くて。
でもやらしく呑み込んでいく。


「ア…っは、ッ…んンっ‥」


葉柱の呼吸と共にナカも収縮してオレを締め付ける。


「ひ、る。ンんァっ…!!!」
「…ッ、」


葉柱がビクッビクン!と躯を振るわせたのと、ナカが痙攣したのを感じた。
危うくイキそうになったけどギリでセーフ。
葉柱はたぶん…イったな。


「あ、は‥‥っン…」


肩で息をしている葉柱の前を触ってみると…やっぱり。
白濁が指に絡んだ。


「ヒルっ、」


葉柱が咎めるように振り向いたのを狙って軽く啄むようなキスをする。
チュッ…と音を立てて離れた瞬間、葉柱の目が見開かれた。
と同時に真っ赤になって。
どうしたよ。


「………っ、‥‥だ。……て、…」
「ん?」
「まだ…」


入ってんだ…って、気付いたらしい。


「動くぞ?」
「ぇ、待っッ…!」


限界なんだよ、糞!
ゆっくりと抜き差しするのと同時に葉柱自身を摺り上げれば荒い吐息だけが支配する。


「ァっ、や、あん、…っ」


葉柱自身は簡単に勃ってきて、甘い嬌声が拍車をかけた。


「ルイ…っ」


葉柱の腰を掴んで奥の前立腺を狙ってピストンを繰り返す。


「あ、やッ、そ・こっ…だめぇえ…!」


甘く、甘美な声に酔って俺は律動を速めた。


「あっ、…やァ、だ・ッて…っ」
「ッは…、」
「ゃ…も、―――ッ!!!」
「‥ッく」


たぶん、ほぼ同時にイった。
俺はゴムの中に白濁を打ち付け、葉柱はカジノテーブルに吐き出した。
葉柱の中から抜いて、ゴムを外して縛ってゴミ箱へ。


「ルイ」
「…ん、」


軽くキスして。


「なあ、」
「ん?」
「もぅいっかい」


可愛く強請る葉柱を制して、耳元で囁く。


「家でな」


ドアの外で、忘れた携帯を取りに戻って来た糞長男にこれ以上聴かせないために俺は帰る準備に取りかかった。


「帰ってからやってやるからそんな顔すんな」
「っ」


そんな可愛い顔のまま出るなよ、絶対。


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