欠乏
「―――舐めてくれる?」
取り出されたモノに喉が鳴った。
「………ほし…」
駅のトイレは狭かったけど、跪いて舐めた。
「上手だね」
「………んンっ………、ん…………ッ……ン」
「後ろ向いて」
言われて素直に従う。
自分で尻肉を開いて誘った。
「えっちだね。これが欲しい?」
ぬるぬると先っぽを引っかけるようにして動かれた。
「素股でもいいね」
それ、ヒル魔も言ってた。
てめーの肌は気持ちイイって。
もち肌っつってた。
「ぉねがい…いれて」
思い出せば、尚更欲しくなって。
「いいよ」
ゆっくりと侵入してきたソレを締め付けた。
「…っ、すごい締め付け…」
「ッぁ、あ…ァっ!動いて、えッ…!!」
言えば激しくピストンされて。
「あぁっん!ァ…あ、あたるゥ…おく、きもちッ…!!」
ここがどこかも忘れて喘ぎまくった。
「ぁっ、ぃくッ…イク・ぅっ…!!!」
便器に白濁を飛ばした。
ナカにもソイツのを注がれ。
「………このまま、もう1回…いい?」
「ん…」
驚いたけど、頷いてた。
「ッ!んンン!!ァ…は、ぁっン…!」
軽く抜き差ししながら徐々に激しく。
2回目ということもあり、感じやすくなってた。
「あ、あッ!ィっ…!たまんね、ッ…」
ナカのが逆流して服を汚していたけど、気にせず腰を振った。
そうすれば、もっと気持ちよくなれることを知っていたから。
「っあァぁあぁン!!!!!」
きもちい。
ナカでドクドクいってる。
未だに出ている自身を扱いて、全部出した。
「ぁン…」
抜けるときについ声が出ちまった。
同時に後ろから太股に伝って。
「…ん」
目を瞑ってぶるりと震えた。
「…もっと君のこと知りたいんだけど、だめかな?」
「…………」
「彼氏に怒られる?」
「……………そ、ゆ、わけじゃな…け、ど…ッ」
だって今ヒル魔いないし。
まだアメリカから戻って来ないし…
「お茶だけでもしない?」
「ん」
まぁ、お茶だけなら?
えっちしたのに《だけ》っておかしいけど。
軽い奴って思われたかも。
でも、ちょっとカッコよかったし………
何より、手が綺麗で。
ちっともヒル魔と似てないのに、少し重ねてた。